徒然なるままに、昨今精神分析は衰退の一途をたどっているように思える。
そもそも理論が難解な上、エビデンスとは程遠い理論がまかり通っている。
ある中途半端な精神分析屋が精神分析の本が売れないということを嘆いていたが、それは単純に面白くないうえ役に立たないし、妥当性がないからでしかない。
特に対象関係論というのはいかがわしい限りであり、もはや信じている者はいない。一部の熱狂的な精神分析信者以外は。
以前にも書いた精神病状態とかいう本が出版されるそうだが、目次を見たら1960年代の論文ばかりではないか!
驚きを通り越して呆れてしまう。
精神分析が仮に学問であるなら、そんな古い本をありがたがらず最近の理論を学ぶべきである。
精神分析の中で乳幼児の研究はわりと面白く感じているのだが、一部の人間がフロイトの理論と比較している。
これは牽強付会そのモノでしかない。
最新の知見はFreudとは全く関係ない。
あとメンタライゼーションとかいうのが流行っているらしいが、これもフォナギーの本を読んでると、まるでキメラのようだ。
アイゼンクではないが、精神分析には別れを告げようではないか。