アナハイムとサンディエゴへ | The proof of the pudding is in the eating.

The proof of the pudding is in the eating.

プディングの味を知るにはプディングを食べるより他にない。すなわち、“論より証拠”。これを食いしんぼが訳すると、”ごちゃごちゃ言わずに食ってみろ“、になる。

昨年同様、今年もお盆休みにアメリカを訪れ、MLBを観戦してきた。行先は、アナハイムとサンディエゴ。大谷翔平選手が所属するエンゼルスの試合を観戦しようという趣向。

 

思い返すと、大谷翔平選手の所属球団が決まったのが、昨年12月初旬。その時点で試合日程を確認すると、8月10日(金)から12日(日)の3日間、アナハイムでエンゼルスとアスレチックスの対戦カードが組まれていた。これは、マネーボールを読んで以来のアスレチックスファンにとっては、願ってもないカードである。

 

そうすると、このカードの観戦を中心に旅程を組むならば、どのような日程がありえるか。選択肢は3つ。①アナハイムからロサンゼルスに移動し、8月13日(月)から15日(水)のドジャース対ジャイアンツの試合を観る。②アナハイムからサンディエゴに移動し、8月13日(月)から15日(水)のパドレス対エンゼルスの試合を観る。③アナハイムからオークランドに移動し、8月13日(月)から15日(水)のアスレチックス対マリナーズの試合を観る。

 

いずれも魅力的ではあるけれど、結局②を選択したのは、連続した5試合の観戦機会を設けると、そのうちの1試合には、大谷翔平選手が先発登板するのではないか、と考えたからである。また、すでに複数回訪れたことがあるオークランドや、ドジャース対ジャイアンツの観戦よりも、かつて大塚晶則投手が所属していたパドレスの本拠地であるとともに、第1回WBCの決勝で日本がキューバと対戦し勝利した現場、サンディエゴのペトコパークでの観戦が、最も魅力的であるように思われた。

 

結局、12月の時点で、札幌発8月11日(土)、ロサンゼルス発8月17日(金)の往復航空券を手配するとともに、翌1月に6泊分のホテルを手配した(アナハイム2泊、サンディエゴ3泊、ロサンゼルス1泊)。しかしながら、航空券とホテルを予約しても、その時点では大谷翔平選手が試合に出場する保障は何もない。全くの空振りに終わる可能性もある中での旅程の決定であった。

 

そして、出発の8月を迎えることになるのだが、誤算が2つ生じることになった。一つは、大谷翔平選手が右ひじ靭帯の損傷で、打者のみの出場となっていたこと。もう一つは、こちらはうれしい誤算なのだが、まるで期待していなかった(実際、シーズン開幕当初は低迷していた)アスレチックスが、いつの間にやら、ポストシーズン進出を狙える勢いに乗ってきたこと。

 

こんな展開になるのであれば、サンディエゴではなく、オークランドに行くべきだった・・・、という思いも頭をよぎったが、それは後知恵というもの。12月の時点で航空券とホテルを手配したからこそ、お盆休みの真っ盛りに、かなりリーズナブルな価格で手配できたのだと、何度も自分に言い聞かせなければならないほど、予想外のアスレチックスの躍進なのであった。

 

それでは、前ふりはこの辺にして、次回からは旅の模様を紹介していきたい。

 

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