1960年代ハーフサイズのフィルムカメラが出現。従来の35ミリサイズのフィルムを使うのだが、画面サイズが24×18ミリと半分のサイズ。つまり普通に構えて撮ると縦長となる。横長の写真を撮るには縦に構えて撮ることになる。36枚撮りのフィルムであれば倍の約72枚撮影でき、経済的であった。カメラも小型、ポケットに入るサイズで携帯性に優れていた。しかもEEの搭載などにより失敗なく写るということでお散歩カメラ、旅行カメラとして爆発的に普及した。

 

   

 

   OLYMPUS PEN FT (ハーフサイズ一眼レフカメラ)

   1966年~  B, 1~1/500  発売時価格 26,500円(35mm F1.8付) 

   カメラ史の中でも貴重な「ハーフサイズ一眼レフカメラ」です。

 

    

   OLYMPUS PEN S (ハーフサイズカメラ) D.zuiko 30mm  F2.8

       B, 1/80~1/250  露出計もAモードもない。発売時価格 6.800円

   1959年10月~ 初代PEN(F3.5)の改良機

   ハーフサイズはここから始まった

 

    

    OLYMPUS PEN EE 1961年~

    ピント固定(4m) 1/30  1/250  2速AE

    D.zuiko 35mm F2.8  発売時価格 9,000円

    ピントも露出も自動(固定)シャッターボタンだけのシンプルなカメラ。

 

    

    OLYMPUS PEN EE 2  1963年5月~

    ピント固定、セレン電池、プログラムA、1/30,1/250

    D.zuiko 35mm F2.8 発売時価格 11.000円

 

    

    OLYMPUS PEN EE 3 1973年5月~

    1/30  1/250 自動切換え

    D.zuiko 35mm F2.8 最終生産型

        

    

    RICOH AUTO HALF SL 1970年~

    1/30  1/250 プログラムA 発売時価格 17,800円

    35mm F1.7  ハーフサイズとして初めて。 フィルムはゼンマイ式自動巻き上げ。

 

    

    RICOH AUTO HALF 初期型 1962年11月~1979年

    25mm F2.8 1/30, 1/125 2.5m固定焦点

    ゼンマイによる自動巻き上げ。20年間で600万台を売り上げた。