来年1月開幕の王将への挑戦者はタイトル10期を目指す羽生9段と決定。しかしこの日の対局相手の豊島9段は最初からなにか気合が入っていない気がしたのは私だけでしょうか。何か今日は負けてもしょうがないかなという感じに見えた。まさか羽生9段に忖度したということはないと思いますが。彼は昨年度もあまり勝率は良くなかったですが、それでもNHK杯とJT杯をものにして実力を見せつけました。今年もあまり勝率は良くない上に昨年優勝した上記2戦も何か簡単に敗退してしまいました。また永瀬王座に挑んだタイトル戦も勝てる将棋を落としてしまった感じでした。だから例え逆転で王将の挑戦権を獲得していたとしても、現在の調子からは将棋脳が異次元の現王将の方に対しては1勝が良いところでしょう。それならばその1勝は順位戦に取っておいて順位戦を優勝して渡辺名人に挑戦する方がタイトルの可能性は大きい気がします。
ということで王将戦はタイトル100期を目指す羽生9段を羽生マジックの復活を期待しつつゆっくり楽しませていただきます。