衛星劇場で放送中の「孤城閉~仁宗、その愛と大義~」原題「清平楽」26話まで視聴しました。

この作品は何かを誇張するのではなく、国の、宮中の出来事を淡々にそして丁寧に描いています。

その中でそれぞれの人々の想い、思惑をじわじわと見事に伝えています。

 

張才人(王楚然ワン・チューラン)は感情を露に表し、それが常に冷静を保ち、我慢してきた皇帝・趙禎(王凱ワン・カイ)にとっては羨ましくもあり、愛おしくもあったのでしょうね。

陛下への想いも本当に露に表しますから・・・

そんな彼女を羨ましく思うのは皇后・曹丹姝(江疏影ジャン・シューイン)もでしょうね。

自分も陛下への想いを張才人のようにぶちまけたいでしょうね。

 

そんな張才人ですが、子が出来てからは疑心暗鬼となり、誰も信じられず、信じるのは陛下だけ。

だからより一層、行動も言動も傍若無人滝汗

皆を困らせて・・・皇后に対しては何度もひどい言葉をドクロ

「他の妃嬪は規則に従って仕方なく娶った妻だから」

子がいないから言えるのです」 これらの言葉は皇后は辛いしょぼん

傷つきながらも自分を抑え、常に公正に対処する皇后。

そんな中で、皇帝・趙禎が彼女を寵愛しつつも溺れないでいてくれるのでそれが救いです。

 

そして福康公主・徽柔が張才人の娘・玥児を呪ったと言い出した張才人。

この時、徽柔の潔白を証明したのが梁懐吉。誕生で梁懐吉は救われ、今回は梁懐吉が徽柔を救ったのです。幼いながらも二人の心にそれぞれ何かインプットされましたね。

そしてこのことで張才人の恨みを買った梁懐吉は陥れられますが、皇帝・趙禎は見抜いてます!!

梁懐吉を自分の身近に置き、張才人と女官たちにはさりげなく、釘を刺します。

おー、これだからこそ、この作品を見続けられますニコニコチョキ

 

そして皇帝・趙禎と皇后・曹丹姝、陛下に男女の愛があるかはわかりませんが、年月を経て皇后に対する信頼と情は確かですよね。今回二人のやり取りに、そして表情にそれを感じ取ることが出来て見ている私が救われます。

 

そしてついに苗心禾(許齢月シュー・リンユエ)皇子を産みますクラッカー

かたや張才人の娘・玥児は病弱だったため亡くなります。

だから周りも何かと張才人を気遣って・・・何をするかわかりませんからね。

でもまたすぐに懐妊したようですけど。

 

皇子が生まれたことで養子となっていた宗実の立場は微妙です。

宗実は実子でないために何かと陛下に嫌われないよう頑張って励んできて・・・皇后・曹丹姝は彼と自分の立場とが重なり合って見守ってきました。

本当に皇宮の中で生きることの難しさ、苦しさ切なさが淡々とした中で響いてきます。

あー、でも苗心禾が産んだ皇子は歴史的に早死のはずですから・・・

 

国も後宮も次々問題が起こって皇帝も皇后も頭を悩ますことばかり。それも感情を抑えて常に冷静、公正を心がけて・・・

その中で何度も歯がゆい思いをして、何度も言ってしまいますが、オープニングやエンディングの歌の通り、そして「孤城閉」という題名の通りの物語です。皇室の人は思うのでしょうね、普通の民だったらと・・・

また論じ合う臣下たちの姿も丁寧に描かれて、それぞれが国を民を思っていて意見が分かれることもありますが、彼らの熱い想いはかわらず、私も胸を熱くします。

 

なかなかいい映像がなくてあせるあせる

宗実と徽柔

 

誰も信じられず不安で賈玉蘭を望む張妼晗

 

張妼晗が私を信じる日は来ないと言う皇后

 

張茂則(葉祖新イエ・ズーシン)は陛下と皇后どちらの気持ちも理解して・・・

 

 

皇帝と皇后