衛星劇場で放送中の「孤城閉~仁宗、その愛と大義~」原題「清平楽」14話まで視聴しました。
もう、ただただ皇后が気の毒で、「孤城閉~皇后、その愛と大義~」でもいいんじゃないなんて思うほど。
聡明で才覚もある皇后・曹丹姝(江疏影ジャン・シューイン)と語り合うことが楽しく思う第四代皇帝・趙禎(王凱ワン・カイ)、二人の距離が近づくかと思いきや、互いに引き留めはしないから・・・
そしていつの間にか5年が経ったのね・・・
苗心禾(許齢月シュー・リンユエ)が懐妊、それを知った時、もう、皇后・曹丹姝の存在など見えなくなっていた皇帝・趙禎。
初めての子だし嬉しいのはわかるけど・・・皇后・曹丹姝は寂しいよね
懐妊によって皇帝・趙禎は苗心禾を昭儀に昇格させようとしますが、前例がないため反対する皇后・曹丹姝。
それは苗心禾自身の身を案じてのことでもあったのに・・・
懐妊、寵愛を知れば朝臣たちは動き出しますからね、懐妊祝いと共についていた送り状、その処理に困る許氏と苗心禾。
それを知って初めて皇后・曹丹姝の洞察力と気遣いを知る皇帝・趙禎なのよね。
そして皇后・曹丹姝を訪ねて皇后をほめながらも自分の考えを述べ、「そなたと語り合うことが好きだ」と言う皇帝・趙禎です。
それに対して「一生をかけて陛下に真心を尽くしお支えします」と答える皇后・曹丹姝です。これこそ愛と大義でしょう
そして「皇后に選ばれて嬉しく思ったか?」と聞く皇帝・趙禎に
「知らせを受けたあの日は人生で最も幸せな日でした」と答える皇后・曹丹姝。あの時の心からの笑顔は今の彼女にはないのよ
彼女の気持ちわかって
それに対して「完璧な皇后だ」と・・・そしてまた戻る皇帝・趙禎。
「どうしても苗心禾を昇格させたい、母は父に愛されていたと子を安心させるためにも」と本音を言い残して・・・
あー、「完璧」と言われても・・・苗心禾のように思われたいよね
こんな時、新しく入った宦官・梁元亨が避諱を忘れ小屋に監禁されますが、苗心禾の公主・徽柔誕生の大赦により、梁元亨は皇后より梁懐吉と名のることに。その時皇后に「公主がくれた福よ」と言われて。
あー、もうここから徽柔と梁懐吉の関係が始まっていたのね
そして朝臣たちから後継ぎがいないから養子を取るよう迫られて苛立つ皇帝・趙禎、そこに訪れた皇后・曹丹姝に対して「探りに来たのか」「皇后に敬意を払わなかったことがあるか」と言われ、
ついに皇后「私を皇后にしたのは最適だから、朝廷に最適、大宋に最適。陛下は私のような皇后を望み、妻は望まなかった」と言います。でもすぐに言い過ぎたと思い、反省し、罰を待つと去っていきます。
あー、そして皇帝・趙禎を待っているのに、彼は散歩に出かけ、あの少女だった張妼晗が大人(王楚然ワン・チューラン)になって舞の稽古をしている場に出くわし・・・彼女はあの時の人が皇帝だと知って喜びますが、皇帝・趙禎は人違いだと言いながらもマントをかけてあげて
あー、また彼女のせいで皇后・曹丹姝は待ちぼうけ
これも今後を表してますよね・・・
そんな彼女を気遣うのはやはり太監張茂則(葉祖新イエ・ズーシン)。
彼に「陛下は哀れよ、好きでもない女子を2度も皇后に。私は陛下より幸せよ、想う人に殿方に嫁げて」と言う皇后・曹丹姝
そんな皇后に常に節度ある態度で穏やかに慰める張茂則なのよね。彼女の想いをわかっているのは張茂則だけね。
もう、聡明で思慮深いはずの皇帝・趙禎はちっとも気付かない
こんなにも時が経ったのに二人はわかり合えていないのね。
ただただ強い信頼はあるけど。
あー、でも皇后としてはこうあるべきなのでしょうが、なんだか辛すぎます。
ところで5年も経ったけど二人は結ばれていないの いやそれはないわよね
「瓔珞」でも富察皇后は女性としては寂しかったですよね、陛下から信頼はされてるけど・・・良き皇后とは本当に切ないです
皇帝・趙禎の心は今は苗心禾、そしてこれから張妼晗ですよね。
皇帝・趙禎と皇后・曹丹姝が信頼だけでなく、愛情で通じ合える時は来るのでしょうか。
これから様々な問題が起こる中、私心ではなく、ただただ皇帝に尽くす女性なのでしょうから。報われてほしいです。
苗心禾は皇后を信頼しているし、性格いいからいいけど、怖いもの知らずな感じの張妼晗はちょっと心配
張妼晗役の王楚然さんは「花と将軍」の惜音役の時、なんて綺麗な女優さんって思ったのを覚えています。
そして苗心禾役の許齢月さんは「擇天記」の莫雨役でしたよね。
人物編 皇帝・趙禎
人物編 皇后・曹丹姝
人物編 苗心禾
人物編 張妼晗