ホームドラマチャンネルで放送が始まった「趙氏孤児」原題「趙氏孤児案」見始めました。DVDでは「天命の子ー趙氏孤児ー」ですよね。

只今4話まで視聴しました。

 

琅邪榜〈弐〉」では義の人庭生を演じた孫淳(スン・チュン)さんが次々企む屠岸賈を演じてます。

そして謀略により一族皆殺しにされた趙氏の孤児を密かに救出し、復讐の時を待つ程嬰役には呉秀波(ウー・ショウポー)さんが演じます。

今作の呉秀波さんも策も講じられる賢さがあり医者とはいえ「三国志ー司馬懿軍師連盟ー」の司馬懿と雰囲気似てるところがあります。

こんなに賢く先が読める程嬰ですが、妻は普通の庶民的な人なのね。「瓔珞」愉妃を演じていた練束梅(レン・シュウメイ)さんが演じてます。

 

物語は忠、義、情・・・何を優先するのか考えさせられます。

医者の程嬰は副将卑南の裏切りを趙朔に伝えるために、妻を見捨てて・・・

忠義を尽くした程嬰に対して公孫忤臼に程嬰の妻を無事に救出してくれと頼む趙朔。

趙家に恩がある公孫忤臼は程嬰の妻を救出するために自分の妻を犠牲にして・・・

 

そして趙朔は屠岸賈の悪行を証言できる卑南と程嬰夫婦の命を屠岸賈に迫られ・・・卑南が証言すれば屠岸賈を倒せる。しかしそれでは程嬰夫婦の命が亡くなる!!

義を重んじる趙朔は悩みます。

程嬰夫婦の犠牲により、国が救われる。この機会を逃せば屠岸賈は倒せないと進言する韓厥、公孫忤臼ですが、妻の荘姫公主(応采児チェリー・イン)は程嬰夫婦の命を救うべきだと・・・

こんなそれぞれの性格を読んでいる屠岸賈。

 

屠岸賈の弱点は妻への情と察した程嬰の機転で解放された程嬰の妻、彼女にとって義や国なんて関係ない、夫さえ無事ならという庶民ですから、そんな彼女の行動も義を重んじる趙朔の心を揺るがし・・・

 

趙朔は卑南の証言を諦め、卑南の首を送り、程嬰は解放されます。解放された程嬰は趙朔は甘すぎる、いずれ屠岸賈に敗れるかもと感じます。しかしそれだけに趙朔のために尽くそうと決意したようです。

 

義を重んじる趙朔はそこが弱点となりますが、でも義を重んじる人物だから人々が集まり、命を懸けてくれるのでしょうね。

でも屠岸賈は「朝廷では忠も義も役に立たない。朝廷では権力と謀略が必要だ」と考えていますから、やはり陥れられる日は近いのでしょうね。

そして趙朔、屠岸賈、程嬰の3人の妻たちはそれぞれ身ごもっています。

さあ、本当に苦悩の選択の連続です。それぞれの思いが丁寧に描かれていて役者陣もベテラン揃いなので今後の展開が楽しみです。

只今中国ドラマも色々なジャンルを見てますが、1つはこんな重厚な作品が見たくなります。

 

 

それぞれの思いが・・・

 

ちょっと時代を感じます