衛星劇場で放送していた韓国ドラマ「胸部外科」全16話見終わりました。
とても面白くそして色々考えさせられる作品でした。
ドラマの舞台はテサン大学病院の胸部外科。
出身大学のせいで手術の実力がありながら、エリート医師たちに使われる屈辱の日々だったチェ・ソクハン(オム・ギジュン)。
そんな彼に母を助けてもらい、のちにチェ・ソクハンのいるテサン大学病院の胸部外科で働くことになるパク・テス(コ・ス)。
そこにテサン大学病院の理事長の娘ユン・スヨン(ソ・ジヘ)が海外から戻って来て彼女もまた胸部外科で働くことに。
先天性の心臓病を患っていたスヨンは以前チェ・ソクハンに命を救ってもらいました。でもその時チェ・ソクハンは自分の娘を亡くしました。
そして娘の死の真相を知って、彼はどんどん変わり始めます。
一方、母の心臓移植の順番を待っていたパク・テス。いよいよ母の番となった時、スヨンが交通事故に遭い、心臓移植が必要に
母に行くはずだった心臓がスヨンへ
この3人、何とも言えない凄い人間関係なのです。
そんな彼らを描きながら医師はどうあるべきなのかが描かれた作品です。
テサン病院の院長、のちに理事長となったスヨンの叔父ユン・ヒョンイル(チョン・ボソク)は医師であることを忘れ、利益ばかりを求める人物。
小児心臓センターが作りたくてそんなユン・ヒョンイルと手を組んでしまったチェ・ソクハン
そんなチェ・ソクハンを止めようとするパク・テスとスヨン・・・
医師だけでなく、病院の在り方も問われています。
ドラマで描かれたように臓器移植には優先順位があり、大勢の患者が待っています。
移植だけでなく病院では日々治療や手術の優先順位が問われます。
また病院がより優れた治療するにはそれだけの設備が必要であり、そのためにはお金も必要です。
色々考えさせられました。
でもこの作品、登場する医師の大部分が人間味溢れる心優しい人たちだったので見ていてそれが心地よかったです
手術チームのメンバー最高です 特に科長ク・ヒドンの息子のク・ドンジュン(チェ・テフン)がどんどん良い医師に成長していってドラマをほのぼのさせてくれました。
みんな人を救いたくて医師になったのでしょうから。でも色々な柵によって変わってしまう人もいますが・・・
ユン・ヒョンイルに頭が上がらなかったク・ヒドンもイ・ジュンドも息子たちから医師としての在り方を気付かせてもらって最後はユン・ヒョンイルに反撃して
最終回も後味がいいものになっています
どちらかというと医療ドラマは苦手な私ですが、主演3人が好きだったので、楽しみにしていたドラマでした。
期待通り3人ともそれぞれの役柄を見事に演じ、彼らのそれぞれ思いがヒシヒシと伝わってきました。恋愛模様はないけど、十分楽しめました。考えさせられることも多く、悲しいこともありましたが、ドラマの展開は正義は勝つ方向に進んでくれたので
病院に運ばれるのならこんな医師がいる病院に運ばれたいです。
とにかく医師たちは本当に大変な仕事、頭が下がります。
ポスター撮りも雰囲気凄いです
医者役は覚えることいっぱい