衛星劇場で放送していた韓国ドラマ「ただ愛する仲」全１６話見終わりました。
「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」と共に今年見た韓国ドラマで私の中ではダントツ上位の作品です
ショッピングモールの崩落事故に遭って奇跡的に助かったイ・ガンドゥ（ジュノ2PM）とハ・ムンス（ウォン・ジナ）。あれから１２年が経ち、その場所にバイオタウンが建設されることに、あの時の関係者が再びこの地に関わることに・・・
このドラマは主人公ガンドゥとムンスを中心に、その家族、関係者たちが未だにあの事故を引きずり苦悩する姿、もがく姿を丁寧に描いている作品でした。
事故で夢が奪われ、未だに悪夢に襲われるガンドゥ。ムンスはその時の記憶を失くしていましたが未だにエレベーターには乗れません。
妹はその事故で亡くなり、両親はそれが元で別居、みんなが前に進めない状態で苦しんでいて・・・
バイオタウンの設計に関わるソ・ジュウォン（イ・ギウ）の父は崩落事故のあと、自殺しています。そして母はその建設会社会長の後妻となり・・・ジュウォンも苦しんでいます。
その彼の恋人だったのが建設会社会長の娘チョン・ユジン（カン・ハンナ）、でも事故の後、二人は別れて・・・今は義理の兄妹。ユジンはジュウォンが今でも好きで彼女も苦しんでいます。
建設会社会長の長男で理事のチョン・ユテク（テ・イノ）は安全性より費用と工期が優先。そんな嫌な男ユテクも愛のない政略結婚と仕事のプレッシャーで苦しんでいます。
みんなの苦しみを丁寧に描きながらこれからどうあるべきか考えながら、前に進んでいく温かいドラマでした。
事故の関係者以外にも保険のない人達を診るおばさん（ナ・ムニ）、クラブのマママリ（ユン・セア）、ムンスの友達のワンジン、ガンドゥを慕っているサンマン・・・みんな温かい人達でした
ストーリーも良かったけどガンドゥとムンスを演じたジュノ君とウォン・ジナさんの演技が切なくて、可愛くて、カッコよくて・・・互いを思い合う二人がなんとも愛おしかったです。そして登場人物みんな抱きしめたくなります。
流れる曲もこれまたみんないい
切なかったり、儚かったり・・・心に沁みてきます
色々考えさせられ、いっぱい泣いた作品でした。
ただ、ジュウォンとユジンも結ばせてあげたかったあ・・・