TBSチャンネル2って結構古いものを放送していて、つい見ちゃった木下恵介シリーズ冬の華
企画木下恵介さん、脚本倉本 聰さん、ナレーター城 達也さん。
全15話。1971年の作品でまだ学生運動が盛んなころかな
、主人公乙彦(あおい輝彦)は大学4年で就職活動をしていた。成績は優秀だが、誠実な彼は嘘がつけず、面接で学生運動に参加していたことを話し、不合格になってばかりいた。心配な父俊彦(芦田伸介)はそんな息子のために奔走していた。人と会う約束を忘れて・・・。
そして俊彦と会えなかった女性は自殺した。
父は自分のために約束を忘れたと自殺した女性の姉冬子(
大谷直子)に会う乙彦・・・

尊敬してきた父への思い、父の息子への思い、社会への苛立ち、自分への歯がゆさ、恋・・・
それぞれの思いが丁寧に、描かれていて良い作品でした。
城達也さんのナレーションが心地よくて自分が本を読んでいるような・・・

あの頃はほとんどセットで撮影していたようで、電車の中もバラエティのセットのようだし、窓の外の景色は写真でしたけど(笑)
でも作品自体は誠実でなんか心地よかったです。

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