聞きたくない音でいっぱいの世界から逃げるように僕はイヤホンで耳をふさいだんだ
不思議な魔法で熱に冒されて
うわごとのようにつぶやいた
あの頃の僕の名前
ホログラムのような鮮やかな光は
もう見えないけど
風邪を引きました。
誰も知らない場所で
誰も知らない僕を
密やかに紡ぐために
こんな世界の片隅で
日記を始めました。