桜庭 一樹

GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき  (2004/05 富士見ミステリー文庫)


GOSICKの第2巻。

とある学園の図書館に閉じこもっている少女と、

同じ学園に通う、極東からの留学生のお話。


前の巻はサスペンス的でしたが、今回はミステリーがメインです。

サスペンスじゃないということで、ゆったりと読んでいけます。

その分、場面を想像していく余裕があって、本としては1巻よりこちらの方が愉しめます。

トリックも1巻よりパワーアップしたと思います。

何よりボリュームアップがうれしい。

ヴィクトリカについての謎が、少しずつ解けていきます。

ダンゴムシが歩くくらいの速さで。

イラストも、相変わらず綺麗です。


最後のほうに、意外な場面があります。