衆議院事務局は倍率を100超えることもある難関の試験である


一次試験は択一試験


二次試験は専門論述


三次試験は面接


一次試験の難易度は参議院事務局と同程度の難易度と感じた



一次試験終了で1000人強から200人強まで絞られた


衆議院事務局は過去問の公開を一切していないので試験前は不安があった。



二次試験は憲法と経済学を選択した


今年の問題は憲法では条約の効果で、経済学では忘れました。もしどうしても知りたい方がいたら連絡ください。思いだそうと思えば思いだせるので


解答用紙は一問につきA4用紙の両面一枚であった。


たしか憲法と経済学合わせて60分だったと記憶している。


私が憲法で書いた内容は、条約の国際法的効果と国内法的効果に分けて記述した。


経済学の記述ないようは知りたい方は別途連絡ください。


二次試験終了後、その場で衆議院事務局の説明会が行われた。


この説明会は必ず出席しなければいけないものではないがほとんどの受験生が出席していた。


二次試験終了時点で受験生は50人前後ぐらいまで絞られていたように感じた。


三次試験は面接


一般的な面接で特別なことはなかった。


私は面接で不合格になってしまった。

参議院事務局二種は募集人数が少ないため倍率が100倍を超える試験だ



一次試験は教養が択一で、専門が憲法の論述だった。



教養の難易度は国立大学法人程度と感じた


問題を持って帰ることができないので得点は不明。



憲法論述は一行問題三題を一時間と記憶している


たしか、教育権の所在について、違憲立法審査権について、そして、3題目は忘れた。


まぁ、一般的な論点であるので、それなりの完制度が求められていたのではないか。


解答用紙は三枚用意されていて、一問につき一枚書くように指定されていた。


解答用紙の容量は15行程度で少なかった。


私は一行問題は塾で70題以上暗記していたため、考えることなく書くことができた。




一次試験合格者は225名程度だったと記憶している。



二次試験は集団面接。



受験生5名に対して面接官3名。


受験生は入室順に1~5の番号を付けられ、面接中は番号で呼ばれる。


質問内容に志望理由はなかったが、学生時代頑張ったことなど一般的な質問などだった。


質問を答える順は面接官が適当に左からとか、右からと決めているように感じた。


特徴的な質問としては、政策に関する質問をいくつか受けた。


おそらく、試験管が過去または現在携わっている政策についてだったように思う。


質問内容は社会保障制度、党首討論についてだった。


この政策に対する質問の答える順序は、まず受験生は考え時間を与えられ、考えがまとまった受験生から答えるという形式であった。




併願状況調査を行うため面接が終わったあと別室で待機させられた。



一人ずつ呼ばれて併願状況について質問を受けた。


私の併願状況を担当していたのは明らかに40歳以上であった。


後で聞いた話だが、併願状況調査をする試験管は二人いて、一人は若手で、もう一人が私を担当してくださった人だった。


おそらく、若手職員が担当だった人は不合格の人だったのかもしれない。実際、三次試験で当該受験生は見かけなかった。


若手職員での併願状況調査ではたんたんと併願状況調査を行って終わったらしい。


しかし、私を担当してくれた面接官は志望理由など、併願状況以外の質問が多数を占めていて、集団面接を行っているときよりも、面接らしい面接だった。


二次試験を合格した。


二次試験合格者数は50名前後だった。


そして、私はあえなく三次試験で不合格だった。



志望度が高かっただけに残念だった。


国税専門官の択一の特徴は会計学があることだろう


私はあまり会計学を勉強しなかった。


なぜなら、会計学がよくわからなかったからだ。


塾の講義を聞いても、参考書を読んでもよくわからなかったのだ。


しかたなくわかるとこだけ少し勉強した。


結果は7問中4問正解と大健闘した。運も味方したようだった。


教養択一は簡単だったように思えた。


論述では経済を選択した。


国税の論述は国家二種レヴェルでは少し難易度が高いと感じた。


憲法は事例問題であったし、経済学も択一で出されても簡単ではない問題であった。


今年もそうだが、毎年憲法は難しいから、他の科目に逃げる受験生が多くいるが、それは間違いのように感じた。


憲法は事例問題になっていて難しく思えるが、しっかりと文章を読んでみると、書くべき論点は基本的なものであり決して難しくないと考える。


次に面接だ。


私は東京での面接だった。


面接の日は同時に身体検査も行われる。身体検査は合否に関係なく、異常がなければOKだ。


三人の面接官に対し受験生一人で面接が行われるのだが、面接官はたくさんいて、一組の面接官が審査する受験生は、どんなに多くても10人程度だった。


私は面接時間が40分近くに及んだ。長いほうだったように思える。


面接内容では、なぜ国税専門官なのか、他の官庁ではだめなのか、税務署訪問はしたかなど、強い志望理由を求めているように感じた。


面接の日は朝早くに集まって、解散する時間が5時近くだったように感じた。