2012年5月・・
長年の宿敵 がじゅ杉 謙まる との、雌雄を決すべく
梵田 信天丸 は、海津城に入城したのであった。
梵 『勘助!勘助はおらんか!』
『へい!わたくめは、ココに』
梵 『どこじゃどこじゃ!まぁ~よいわ!』
梵 『今日こそは、謙まると雌雄を決するのじゃ』
『では、わたくしめが一計をば・・・』
梵 『謙まるは、妻女山に陣取っておる、そこを別働隊に急襲させるのじゃ』
『・・・・・』
梵 『わし、自ら、八幡原にて、鶴翼の陣にて待ち構えておるでの』
梵 『おぬしは、さっさと妻女山に攻撃するのじゃ』
梵 『そんで、がじゅ杉軍を八幡原に誘い出し挟撃の形をとるのじゃ』
梵 『わしの完全勝利よ・・うううふふふふぁはははははは~!』
『・・・・・・』
梵 『急がねば!』
梵 『ちと、高いの~』
梵 『先に行っておるでの』
『・・・・軍師としてのわしの立場がありゃしません』
『せめてこの戦法のなまえだけでも、つけておくか』
『名づけて、『啄木鳥戦法』じゃ~、突撃~』
『・・・がじゅ杉軍がおらぬぞ!』
『しまった!先手を打たれてしまったか、まぁ~しょうがない』
『別働隊が、突撃ぃ~!などと、大騒ぎで出撃してしまったからな』
『あっはっはっは』
『そういえば、八幡原の殿の陣はどうなっておるのじゃ・・』
伝令1 『大変でごじゃりまする。』
『なにごとじゃ!』
伝令1 『殿が、がじゅ杉軍にて捕獲されております。』
『なにぃ~!』
『おぉ~!ほんとじゃ、捕獲されとる、まぁ、しかたがない』
『謙信公の絵でも撮影しとくか』
おしまい
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