突然ですか、我が家の長男坊梵天丸が
鼻腔内腺癌になりました。
完治はないとは言われましたが
犬の癌治療自体がまだまだ歴史の浅い話、
よくも悪くもどう転ぶかわからん話。
試せることは梵の体調と相談し色々試して、
完治なくとも、がじゅまるの肥満細胞腫の
ごとく共存できるといいなあと思っています。
最近の梵天丸さん↓６月頭頃
13歳
↓生後３ヶ月、あれ？
↑のが顔が幼いぞ。
この幼い容姿の理由を我が家では
鼻穴を塞ぐほどにできた腫瘍で
息ができないという生き地獄を耐え忍び
呼吸専門の先生に出会いそこから
鼻に代わり喉に第二の呼吸孔を手術で
作ってもらいニューボデイを
得たからだと、勝手に思っています
ここまでのあらすじ(笑)
今年２月頭、まず伏せができなくなり、
夜寝れない事に気付き、同時進行で鼻づまりも…
毎週病院に行き、整形(股関節形成不全による
腰痛持ち絡みで伏せしない？)で受診、
鼻に強い別院にも見せ、何種も薬を変えたり
血・尿・レントゲン・心電図・神経反射検査
あれやこれや全身の検査しても原因不明、
3月頃には余りにも不眠続きでこんなお姿…
傾眠(というらしいです、軽度の意識障害、肩たたきなどの軽い刺激で覚醒するも終日意識混濁)が酷く、この頃は写真撮ると下向きばかり
医師に見せるため動画を撮るも、フツーに
眠ってる訳ではないので、足は止めない
が、しかし覚醒してるわけでもないので
寝ぼけ眼に足がカクカクして尻餅。
これが１日ずっと続き、尻餅も後半期は
顔面から床につっ伏してました、
ちゃんと寝床行って～
じっとして目ぇ閉じて～
ができず、ずっとウロウロしてるから
不眠と書きましたが、本犬だって眠さは
たんまりあるわけで
だからこんなことに、、、
眠りたいのに眠れないジレンマ
ネブライザー(鼻喉の粘膜のお薬を
噴霧するマシーン)から薬の霧を
浴びたり、最後は酸素ハウスを自宅に
借り入れ 終日そこを居場所にするも
鼻づまりはドンドン酷くなり…
眠れないは息苦しいは 正に、
梵の生き地獄はこの時だったと思う。
もうこの頃すでに
不明とはいえ、原因から
腰痛で伏せができず不眠なのでは？
という考えは捨てており、十中八九
原因は鼻であろうと確信を持つも
鼻で通ってた病院の見立ては
この傾眠ぷりは脳炎脳腫瘍から来ている
可能性高し！
だからCTを撮ろう、と。
短頭種飼いが皆思う
できればNO麻酔でfinish！(マネーの虎か)
でも時にそうはいかぬ状況もある。
今がそのときだ！CTに躊躇してる暇はない！！
…とは思うんだけど、撮るにしたって
脳関係の病気を疑ってやるのは納得いかん。
自信も知恵もないけど原因 脳じゃないよ！！
CT保留し、血眼で『犬 耳鼻科』検索！
耳鼻科なーい。犬はお鼻は呼吸器なのねん。
神奈川の方に動物呼吸器第一人者の先生
を見つけ、
まずは鼻喉に特化した細かい検査から…
言うてたんが、診せたその日に
酷い鼻づまりで呼吸できてないから
脳に酸素行ってなく血中酸素濃度低すぎ
で重篤、と言われそのまま、鼻用内視鏡で詰まりの原因調べと鼻の代わりに喉に呼吸用孔をあける手術となり、結局１ヶ月入院したのでした。
↓その後鼻の詰まりは悪性腫瘍によるもの、と
病理結果がでて、鼻に異物が混入等と違い
腫瘍相手だと今後鼻が通るアテがないので、
永久気管切開術で喉に開けっ放しの呼吸孔が
出来上がりました。
バグやブル系の首肉たっぷりの子らは
その首肉を術前にごっそり切除しとかないと
あとで、その首肉で折角開けた呼吸孔が
閉じてしまうんだそうです。
梵も、ごっそりとられてほっそり首に、、
頭もそられジョリジョリ(笑)
途中二度 入院中見舞いに行きました。
梵にとっては13年暮らした私たちより
地獄から救ってくれ、そして今毎日ご飯を
くれる先生や看護士さんが全てのよう
です。(をいっ)
ずっとシカトされたなあ。
でもパグ同士は、なんか感じるものがある
ようです。
さてさてその頃次男坊がじゅまるは
おやぢ殿を独り占めし、甘えた全開、
一応(笑)見舞いにも顔出し、兄貴ご推薦の
看護士を目で追いまくったり
おやぢ殿ご所望の赤ちゃんごっこ(笑)に
うつつを抜かし
もう、ひとりっこてこんなやり放題なーん？
びよーん
そして待ちに待った5/27退院とあいなりました。
待ちかねたなあ、１ヶ月は犬時間じゃ
だいぶ長いて聞くけど、ヒト時間でも
長かった
ガンになったゆーとるのに、ここまで
呼吸の治療のみ。
退院後は早速 放射線を１ヶ月間に
4回あて、結果腫瘍が半分位に減り
ました。
現在は最近犬の抗がん剤の主流になりつつ
ある分子標的薬(今までの元気な細胞も攻撃
してしまうタイプじゃなくガン細胞だけ
に標的を、のお薬)を試しています。
先月、お友達のカフェに行き食いしん坊健在ぶり！を見せつけてきました(笑)
超長文にて失礼しましたm(_ _)m
