【障害者が一生懸命作りました】
ってアナウンスにざわついた、そこじゃねーだろ、
という投稿を以前フェイスブックでしたのですが。
確かブログにも書いたような。
その後、連絡させていただいた福祉施設のお祭りに伺ったのは
10月だったかな。
厚木の奥地にある施設
こんなところに人が来るのだろうか
と思ったのですが
ありがとうございます!!
というのも
焼きとり、わたあめ、その他諸々のとってもおいしいお祭り食が全部無料。
行政から補助が出ていると共に、地域の方や企業の方がボランティアで大勢参加されていて、
子どもからお年寄りまでみんなが笑顔で楽しんでいました。
施設で生活されている方と同じ空間で過すことで、お祭りを楽しみながらみんなで交流できる。
勉強会や講座をうけるより、実感として
いろんな方がおられるのだ、ということを
知ることができるイベントでした。
例えばね。
食堂で、ペットボトルを回収してまわっている方がおられて。
「空のペットボトルは捨てなきゃいけない」
空のまま置いておくのが気になってしまうんだよね。
まだ中身が残ってるのも持っていこうと気が急いておられて
介助の方が
「置いておいて大丈夫なのよ。」
とお声がけしていました。
で、そんな横で
うちの自閉っ子は開けっ放しのドアが気になり、逐一閉めてるw
そんな空間にいると
あぁ、こういう方もおられるのだな、いつもと違う状況で落ち着かないだろうなぁ
って
自然と感じられるよね。
「地域の方との交流、まずは知っていただくことを目的としている」
お話をうかがった施設の方はそんなふうにお祭りの趣旨について教えてくださいました。
で、この作品たちはそのお祭りで大量購入したもの。
うっかり女子の忘年会で、みなさんにプレゼントさせていただきました。
実はね、イベントかネットかで、ドネーションで販売して、
売り上げを全額施設に寄付する、というのも考えたの。
だってね、本当に素敵だから
もっと高く売れると私は思っているのね。
私が
「めっちゃ素敵ですね!!」
と、大量購入させていただいたとき、販売されていた方はすごく喜んでくださりつつも
「えっ!こんなのがですか?いや、こんなのというか・・・子どもの落書きみたいですよね(^◇^;)」
とおっしゃたの。
もちろん、謙遜の意味も含んでおられたと思うのだけれどね。
でも
価値観てねぇ、人それぞれだから
この作品たちがすごく好き!という方は
私以外にもいると私は確信してるのね。
もっとしっかりした物に印刷するとか
ふきんなんかも、額に入れるだけでとっても素敵に飾れると思う。
だってこれ、全部100円、200円なんだよ。
魅せ方や宣伝の仕方を工夫すれば
作り手に還元される、障害者が一生懸命作った というところ以外の、作品としての価値が評価されると思っている。
だけどねぇ、お祭りに参加させていただいて、
施設の方々に直にお目にかかって、お話をうかがって思ったの。
どんなに自分が こうやればいいのに!
と思っていても
そしてそれが、例えどんなに外部の方から賛同を得たとしても
やっぱり決めるのは中の人なんだよね。
日々どういう思いで過ごされているのか
みなさんの理念はどこにあって
作品制作はどういう位置付けで行われているのか
私の想っていることは、本当に必要なことなのか
全然わかってない、1日ちょっと行っただけの私が
勝手な思いつきでは実行できないと思った。
だから、今回はプレゼントとして使わせていただきました。
そして、私が現段階でできるのは
まずは知ってもらうというところからかなぁと思った。
もちろん根底には、
「これ、めっちゃいいでしょー!!」
があって。
で、その先には
こういうものが、この値段で売られている。
あなたはどう思う?
がある。
だから、敢えて値段はつけたまま
お持ち帰りいただきました。
また、別の施設にも見学にうかがおうと思っています。^ ^
なんでも、できるところからだ。
そして、祭りをするのだ!!