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はじめての方は、「はじめに①」「はじめに②」の記事から読んでいただけるとありがたいです(^O^)/
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つづき。
今までの記事はこちら→
さだまさしコンサートwithかさこさん①
さだまさしコンサートwithかさこさん②
さだまさしコンサートwithかさこさん③
さだまさしコンサートwithかさこさん④
さだまさしコンサートwithかさこさん⑤
私、誰かにお逢いするときには、その方のブログなり、本なりをなるべく読んでから伺うようにしています。
それを一番初めにしたのは、Mさんに会いに行ったときだったかなぁと思うのですが
Mさんは、超ご多忙な方なのに
私のために、なんとかお時間を作ってくださろうとして。
Mさんの職場近くで、ランチタイムをご一緒させていただくことになったんですね。
Mさんの貴重なお時間を私に1時間割いてくださる。そう思ったら、一秒も無駄にできないと思いました。
それで、いつも拝見させていただいてたMさんのブログを遡ってもう一度読ませていただき、深く共感した部分や、さらにMさんに聞いてみたいことなど、ノートにびっしりとメモしました。
そこからさらに、お話しさせていただきたい順番に優先順位をつけて、レストランへ向かったのでした。
毎回そこまでするかと言えば、そうでもないのですが
(みつろうさんの本は前書きだけで当日になっちゃったし(^^ゞ)
でも、まずはお会いするにあたっての下準備を自分ができる範囲でしていきたいと思っています。
それでね。さだまさしさんの場合は、とにかく「6つ目のドーナツ」の話を探し求めて、目についた本を手あたり次第に買いました。
目次をざっと読む。
……。
無い。orz
それで、「さだのはなし」だけまじめに(?)読んで、もうコンサート当日になっちゃったわけですね。
「質問したいこと」も、一応メモはしましたが、なんせスターですからね。
まぁ直接質問させていただくのは無理だよね~と思って。
それで、
「あ~、あんなに本買ったのに、読めなかったな~。今日のために買ったのに、コンサート終わっちゃったら私もうあの本読まないんだろうな~。」
と思っていたのですが。
逆でした。
このコンサートで、急にさださんの大ファンになってしまった私は
コンサートが終わってから、もっとさださんのことが知りたくて、手をつけてなかった本も、読み始めたのです。
いや~、すごいですね。
さだまさしマジック♪
そこに、さださんのトークがきみまろなワケを教えてくれるエピソードが載っていましたので、ご紹介いたします。
さださんの著書を読んでいくと、本当に小さいころから、よく人を見て、その感情の動きを観察されておられたのだなぁと感じます。
きっと、生まれ持ったセンサーのようなものの精度が、ものすごく高い方なのだろうなぁと。
そして、子どもの頃から、ユーモアあふれる方だったのだろうと思います。
でも、ただただ持って生まれた特性だけが、今のさださんを形作っているのではなくて。
そこに、さまざまな環境からの働きかけ、人との出逢いやご経験があって、その素晴らしい資質が磨かれていったのだと思うのです。
そんなさださんのご経験談のひとつ、さださんの「東京の父親」とのエピソード。
さださんは、3歳の頃からバイオリンを始められ、小学生の時に、全国規模の大きなコンクールで上位入賞を果たされました。
東京に出てこないかという、バイオリンの先生からの誘いを受け、中学から単身、東京へ出てくることとなったのです。
その後、高校生となったさださんは、自炊生活を始められますが
仕送り生活は厳しく、コカ・コーラの瓶を換金して得た10円玉を握りしめ、公衆電話から金の無心をする日々だったそうです。
当時10円で話せるの、3秒だったそうで
3秒間
「金、金、金、金、金」
と連呼したらしい。(笑)
上手くすれば、5回から10回ほど連呼できるのである。
(かすていら 小学館文庫 より)
(°∀°)b
そんなカツカツの生活の中で、さださんにいつでも食事を快く振舞ってくれるご家庭がありました。
ご両親が大きな商店を営んでおられる、高校の同級生のお宅。
帰り道に「お母さん、なんか食わせてくれ。」と、お友達のお母さんにお願いすると
「あいよ、何が食べたい?なんでもおなかいっぱい食べてきな。」と笑顔で引き受けてくれたそうです。
でもね、さださんは、仕送り直後でお金に困っていないときは「お母さん、腹減った」って、ご友人宅に何気なく行けるのだけれど
本当に寂しいときは「腹減った」と人にすがるのを恥ずかしく思ったそうです。それで、そういうときこそ我慢をされていた。
するとあるとき、ご友人のお父様が、こんなふうにおっしゃったそうです。
「おめえ、金のないときは却って甘えたくねぇ性分だろう?」
「え?」
僕が答えに窮していると、
「おい。俺はな、お前の落語のファンなんだ。だから、こうしねえか。
万が一腹が減って金のないときは、黙ってここへ来て飯を食え。
おめえの性分じゃぁ、恵んで貰うなんざあ、まっぴらだろうから、飯食ったら落語を一席俺に聞かせろ。
それがギャラってことにしようじゃあねえか。」
胸がいっぱいになるような言葉だった。
(かすていら 小学館文庫 より)
このお話を読んで、このご友人のお父様が素敵だなぁと思うところは
「お腹減ってない?ごはん食べていきなよ。」って声かけるだけじゃなくてね。
ちゃんと、さださんのお気持ちやプライドを尊重して、ご提案をされてるところ。
息子の同級生を、ご自分と対等な存在として扱っておられるところ。
愛だよね~っ(iДi)
て思いました。
おばあちゃんのおにぎりのときも感じたことだけれど
そういうふうにしてご自分が受け取ったものを、しっかり心に刻まれて、こうやって何十年もたってから本にまで書かれているさださん。
そういうものを心にたくさん持っているからこそ、私はこの方に愛を感じるんだろうなって思いました。
それでその後、さださんはお腹のすいたときも、そうでないときも、ご友人宅へ出向き、落語を一席やったそうです。
ご友人のお父様に聞かせるために新しい落語を覚え、お父様の前でネタ下しをしたとのこと。
これがさださんのトークが磨かれていった、ひとつの要因であるのだろうなぁと思いました。
しんどい状況のときにも、ちゃんとまっすぐに周りの方からの愛を受け止めてこられたさださんには
きっと、このようなエピソードがたくさんあって
そんな人との出逢いの中で、持って生まれた天性のものを、ますます磨かれてこられたのではないかなぁと思いました。
さて、「お兄ちゃんは自閉くん」というタイトルの、このブログ。
とうとうさだまさしコンサートのことばかり書いて、一週間がたってしまいました。WWW
でも、あと2回!!あと2回だけ書かせてください!!!(。-人-。)
これからのさだまさし話は~!!(サザエさん風に。)
出待ち&さださんの借金28億(金利いれたら35億)あったって知ってた?という話、
その後、
やっとかさこさんに戻ってきましたよ、かさこさん萌えの話
の2本をお送りいたします♡
ん、あ、んん。(わかる?)
☆☆☆
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