新しいクリニックに行ってきました。

色々模索する中で、ブロ友さんに沢山助けていただき(本当にありがとうございました好)、受診するに至りました。
結果的に、とてもステキなクリニックで、先生との相性も良さそうだったので、次周期からはそこに通い、人工授精をする予定です。

↑結論はこれがすべてなのですが、とにかくチキンでヘタレで豆腐メンタルな私なのでここに至るまでは紆余曲折ありました。

(ここから先は長いのでお付き合いいただけるかただけどうぞ。)

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<最初のクリニック>
先生と合わず、説明もほとんどなく、言葉も冷たく、治療方針も先が見えなかったので2周期で通うのをやめました。

<次のクリニック>

先生が本当に素晴らしく、とても尊敬できる方でした。治療方針もとても論理的だし、受診するといつも勇気ややる気をもらえました。治療への情熱や患者への愛情もすごく感じられました。こんな先生はなかなかいないと思います。

でも、不妊治療自体のストレスもあったのか、元々は自力排卵で29-33日周期(妊活を始めて38日とか50日近くまで延びることは年に2回ほどはありましたが)だったのに、内服でも注射でも卵胞が育たなくなったのと、片道1時間半と遠くて通うのも大変だったこともあり、お休みしました。
近かったら多分ここにずっと通ったと思います。

<お休みと卵胞チェック>
漢方を飲んで、お休みした途端、月経周期が30-33日とほぼ元通りになりました。
3か月は不妊治療はやめようと思っていたのでゆるく妊活していました。
この時は卵胞チェックのみ職場の近くの先生に診て頂いていました。
基本的に産科メインの病院でしたが快くみて下さいました。

<候補にしていたクリニック>
4月は、職場も変わったので、新しい職場と家の間にあるクリニック(体外までできる)に卵胞チェックをお願いしました。

5月(今周期)はこのクリニックで人工授精をしようと考えていました。人工授精の相談をしたところ、ロボットのような感じで淡々と説明をされ、それはよいのですが、トリガー(hCGかGnRHアナログか自然のLHサージか)について、LHサージでやれないか訊いたところ、「それは信用していないのでできません。LHサージでやりたいなら他へ行ってください。」と冷たく言い放たれました。
この先生のもとで胎嚢確認とか心拍確認とかワクワクする感じが思い描けなくてやめました。

<別の卵胞チェックをお願いしたクリニック>
そんな感じだったので今周期の卵胞チェックはまた別のクリニック(産科メインで不妊治療も人工授精まではやっている)でしたのですが、ここの先生(某大学の助教授だったらしい)はかなりぶっきらぼうで、35歳だからもう妊娠しないとかひどいことを言ってきました。(←まさかこんなことを言う先生がいるとは。)
PCOSの知識も相当微妙でした。(生意気ですみません。)
妊娠しても、このクリニックだけは選ばない方が良いなと思いました。

<新しいクリニック>
今周期の初めごろからは新しいクリニックをさがすため、候補のクリニックについてブロ友さんに相談させていただき、初診予約を少し待って、昨日受診できたというわけなのです。

しかし、最近受診したクリニックの先生がそろいもそろって、怖い先生ばかりだったので、ビビリな私はものすごく緊張していて、前日はなかなか眠れないわ、寝たと思ったらまだ会ったこともないのにクリニックの先生が夢に出てくるわ。
まさにクリニック恐怖症です。are?*

予約は午後からだったのですが、日中は暑い日だったらしい(25℃ぐらい?)のに、緊張のために手足が冷たくなり、厚着をしてクリニックに行きました。shock*
(緊張で交感神経有意になると血管が締まるので手足の血行が悪くなり冷たくなります。漢方的にも、緊張で気の流れが悪くなると手足が冷えるという理論があります。)

そんなこんなで恐怖でドキドキだったのですが、出会った先生とは相性が良さそうでした。nipa*
治療方針も私の意向も汲みつつ提案していただいて納得できましたし、検査や指導も隅々まできっちりしていました。キラキラ

一般的な採血や検尿をしたり、甲状腺ホルモンや甲状腺疾患の抗体を調べたり、乳がん検診を促したり(不妊治療ってホルモン剤を沢山使うのにこれについて言及しないクリニックが多いですよね)、葉酸や水銀についても看護師さんから指導があったり。
受付の方や看護師さんは暖かく癒し系でした。Wハート

人工授精時の排卵のトリガーはLHサージかGnRHアナログでやるとのことでした。
これはブロ友さんから情報をいただいていたので再確認することができて良かったです。
(たまたまかもしれませんがhCGを使った次の周期は卵胞の育ちが悪すぎたので、できれば使いたくないのです。)

また、エコーで「右卵巣が子宮の裏にあるから癒着があるかも」ということも指摘してもらえて良かったです。(10数年前も言われたことがありますが、今までの不妊クリニックではスルーでした。)
内診では可動性は良好で痛みもないので、腹腔鏡をしてみないと本当に癒着があるかわからないようですが。

でも、癒着はピックアップ障害につながるので、体外にすすむ大きな理由になります。
右ばかり排卵痛があるという謎も多分この右卵巣の位置や癒着のせいだと思います。
薬であれ、自力であれ、排卵しているのに、なかなか妊娠しないのもこのせいなら納得です。
タイミングがあまりとれていなかったせいも大きいし、内膜がイケてないとか受精障害とかの可能性も捨てきれませんが。

クラミジアも既往含め陰性だし、内膜症もエコーや採血(CA125)でわかる範囲では無いし、虫垂炎の既往や手術の既往もないので、他に何の理由で癒着するのか不思議です。
内膜症でも、ブルーベリースポットみたいな小さなものは腹腔鏡で見るしか見つける方法はないのでしょうし、そういう小さな病変で癒着しているなら合点がいきます。

ただ、この卵巣の位置だと右からの採卵は難しいかもと勝手に心配しております。
先生には聞きそびれてしまいました。
でも、先生の技術だったら大丈夫なのかな?

前周期は癒着が疑われる右からの排卵だったにもかかわらず、初めて妊娠反応陽性(一瞬、2日間ですが)を見ているので、でもたまたまうまくピックアップされたのか、正常位置にある左の卵管采が右からの排卵をピックアップしてくれたのか。(1/3ぐらいの確率で対側の排卵をピックアップできるようです。参考文献はこちら。)

今回も右からの排卵ですが、前周期のこともあるので、希望は捨てずに行こうとおもいます。
なんだかんだ言っても今周期妊娠しているのが一番なので。
内膜も10.4㎜と私の中ではいい感じでしたし。

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こんな感じで、ヘタレでチキンな私がやっとこさ前にすすむことができました。
クリニック選びというのは本当に大変だし、重要だと思います。
技術や知識は言うまでもなく大切ですし、辛い治療を続けるには先生との相性というのも無視できません。

不妊治療は医療の分野の中でも進みが速いと思います。
大きく分ければ治療はタイミングか人工授精か体外・顕微しかないですが、それぞれに工夫の仕方が沢山あるし、それぞれのカップルに合った治療方針というのがあるはずです。
そのへんのさじ加減は、臨床もがんばり、日々勉強もし、柔軟かつしっかり考えていらっしゃる先生でなければできないと思います。

タイミングや人工授精を体外・顕微に進むまでの消化試合みたいにやっていくのは嫌ですし、確率が一番高いという理由ですぐに体外というのも心の準備ができません。
このへんの患者側の意図も汲みつつ、先の治療を専門的な目で治療をすすめて下さる先生は貴重ですし、ありがたいです。

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ヘタレな私が長いお休みを終えてやっと、ついていこうと思える先生に出会い、治療の軌道に乗ろうというところまで来れたのも、いつもブログを読んでいただき、見守り、励まし、アドヴァイスを下さる皆様のおかげです。
一人では悶々としてしまって、もう子どもを持つことを諦めていたかもしれません。
ブログをやっていて本当に良かったです。
皆様、本当に本当にありがとうございます。Wハート

どうか皆様の妊活・治療がうまくいきますように。好






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