それでも、この時期に転職できる人は居る。なるべく安い給与で営業の人数を増やしたいという会社もあるが、その一方で、2,000万円、3,000万円と給与を支払ってでも、トップクラスの人を求めている企業はまだまだある。では、企業がほしがる人は一体どのような人だろうか。
まず、自分の頭で考えることが出来る人。これは、なかなかやっているようで、皆やっていない。「本当にこれで正しいのか」、と、常に仕事の中身に関して客観的に見ることが出来なければならない。感情ではなく、理性で、論理で対処しないといけない。物事を深く洞察する力は、実は簡単に身につくものではないのだ。では、どうするか?
私は社会人になる前から、自然と「自分が経営者ならどうするだろう」と考える癖があった。また、政治にも興味があった。女の子にも興味はあったし、趣味も好きだったが、それだけではなかった。また、「仕方ない」という考え方は好きではなかった。なぜなら、そんな事を言ってしまえば、何が起きてもそのままやり過ごしてしまうからだ。
間違いに対してモノを言えるようになる事は大切であり、その為には、何を言っているのかを考える必要があるのだ。このような事を常に考えて生きてきた。面倒がる人も周りには居るし、上層部の意見に染まることで出世を目指す人もいる。しかし、そんな事をして、それで出世をしても、そんな会社は下手をすればつぶれて行く可能性もある。なんせ、ゴマすりで出来上がった経営組織なのだ。
何が正しいかを考える。そしてそれを、人に説明する語彙を持つ。これは努力をすれば身に付けられると思う。せっかくついている頭だ。有効活用をしてやらないといけない。
自分で考え、最善の策は何かを提示し、周りに納得をさせて実践して行く。この行動力が、今、多くの企業人に欠けている為、転職では非常に有利に働く。給与も当然、十分に上がるものだ。
今後もこの力に更に磨きをかけて、将来を切り開いて行きたいものだ。