夫がガンダムの映画を観たいというので私はその時間に見られる映画を探した所......見ても良いかなと思えるのがこの映画だけでした。本当は「鬼滅の刃」か「ポーはおそれている」が見たかったのですが💦

 

公衆トイレの掃除をしている男性の変化のない毎日のお話です。決まった時間に起きて身支度をし仕事に向かい、帰って来てからの行動もほぼ同じ。休みの日も決まったように過ごしている主人公ですが、本当に全く同じ日などなく、平凡な毎日にもちょっとした変化や喜びを見いだせる出来事があるのです。意味のない事や変わらない事なんてない.....結局の所、毎日を価値のあるものにするのは自分自身なのだと思います。

 

昭和と現在、そしてフランスっぽさがある映画でした。大きな出来事や登場人物の背景ははっきりとは語られず、ちょっとした登場人物のやり取りから推測するという感じの映画で、この映画も好みが分かれるところだとは思います。カンヌ映画祭で幾つか賞をとったそうで、ヨーロッパの人が好きそうな映画だなと思いました。先日見た「哀れなるものたち」がカラフルで奇抜なのに対して、こちらはモノトーン的でどこか懐かしさを感じる、私的にはとても好きなタイプの映画でした。挿入歌も印象に強く残りました。

 

 

 

 

 

 

そして.....意外な人の曲がこの映画に使われていて......映画の中の曲ではありませんが、昔好きだった歌も載せようと思います。