こちらも『ガリバー旅行記』に関係するのではないかと言われる作品が収められているアンソロジーです。

 

その作品は平賀源内の『風流志道軒伝』ですが、随分現代風な語り口で???と思ったら編者が翻案をしているようでした。なのでこの作品に関してはかなり読みやすいです。

 

小人の国、巨人の国に加えて男性が働く遊郭の話がありました。お話としては『ガリバー旅行記』と『杜子春』と『浦島太郎』をミックスさせたような感じでした。話がループしており......読み終えた後に最初を読み返してしまいました。

 

他の作品は宮沢賢治等のやはりややSF?的なお話でしたが.....そちらの方は読まずに終えました。

 

『日本SF古典集成[Ⅱ] 』

横田順彌編、早川書房

昭和52年