冷蔵庫が大きくないので買い物に全く行かなくて済む日が意外とありません。一番困るのは肉などを蓄えておけない事です。冷凍庫のスペースが製氷位しかないのと、今や日本ではあまり見ない霜がついてしまうタイプなのです。フロアーのキッチンに冷凍庫がある所もあるらしいのですが、残念ながら息子の使っているキッチンにはありません。ちょっと不便です。

 

週末は広場に市場が出ています。娯楽が少ない事もあり皆家族で市場に来て買い物をしたり、子供を遊具で遊ばせたり、出店でフライやお菓子等を買って食べて楽しんでいます。欧米では家族といる時間を大事にしており、それだからこそ結婚後も家族で過ごしているのかなと思いました。比較すると日本って家族間の絆は弱いのかなと思いました。

 

中学生になると公立に通う学生は部活優先で週末は殆どいないと聞きます。我が家は私立だったので電車通学の人も多い事から週末の部活は運動部でも殆どなかったようです。休みも長かったので一緒に旅行したりする事も出来て比較的仲が良い方だと思います。お子さんが公立中学に通っていた友人はそれでも頑張って旅行をしようとしていた様ですが、部活を休みたくないとお嬢さんに言われて寂しがっていました。一緒にいる時間が少なくなるほど会話をする時間も少なくなり段々と友達が優先になるのかもしれません。

 

子供の頃から親と一緒に過ごさないでいると、その子供が大人になり子供を持った時にも同じ事になると思います。欧米では男性も家事を積極的に行うのに日本では.....と言われていますが、まずは家族で過ごす時間を増やす所から始めないと解決しないのではないかと思いました。今いる寮にノルウェーのカップルがいるのですが、手がかかる料理は女性が作っており、オーブンで焼くだけとか温めるだけなどの料理は男性がやっています。実は海外も男性がやっている事って余り変わらないのではないかと.....そのカップルの様子を見ていると思ってしまいました。

 

日本は恵まれていると思います。何でもできるから逆に不満も感じるのかなと。こちらの女性は普段お化粧もしていません。服装もはっきりいって余り気を遣っていない感じがします。働いている人が多いからか、映画館は日中やっていないし、美容院などもガラガラです。お茶をしたり外食をしているのはお年寄りのグループ位です。仕事は時間に終わってもその後は家族との時間だし、週末も家族で過ごすのが当たり前だったら、自分の趣味や勉強に使う時間もないと思います。それでも不満に感じず家族と過ごそうとしているこちらの人達を見ていると.....日本人の方が満たされていなし「自分」に拘る人が多いのかなと思いました。