息子は留学した国で銀行口座を開設し、現地で携帯電話の契約をしました。

 

基本的に買い物や公共交通機関はVISAやMasterのクレジットカードが使えるので現金はそれほど頻繁には必要ではなく銀行口座を開かなくてもWISEなどで必要な時に現地通貨を引き出せば問題はありません。

 

携帯電話に関しても欧州の格安SIMで毎月Top Upすれば大丈夫だし、大学や寮内では日本の大学で付与されたネットワークのIDとパスワードでWifiに繋げられるので1人で旅行に行かない限り海外で使用可能なSIMを持っていなくてもなんとかなるようです。

 

正規留学ならば長く海外にいなければならないのでどちらも契約するのだと思いますが、1年未満だと契約や解約の手間を省くために、どちらも契約しない方法を選択する人の方が多いようでした。

 

しかし、欧州では現地に住所と銀行口座があれば銀行のデビットカードを作ることが出来、これにより鉄道のサブスクに加入出来ます。鉄道のサブスクはとてもお得で週末乗り放題のプランにすれば片道の正規料金で土日祝日国内どこにでも行かれる事になります。

 

また美術館の年間パス申込には現地の電話番号が必要になります。欧州の美術館はチケットが高いので国内4カ所の美術館に行く金額で1年間好きなだけ博物館や美術館に行けるなどの恩恵にあずかれます。

 

日本人留学生の中には友達同士良い関係が出来て銀行口座情報を使わせてもらって引落の都度現金を支払ったり、国内の番号を持つ友達の電話番号で登録させてもらったりなどもしていたようです。ただ、これは余程信頼関係があって仲良がくないと出来ない事なので、やはり自分の銀行口座と現地の電話番号は持っていた方が良いと思います。

 

息子が留学している国ではスーパーのメンバーズカードも現地の電話番号がないと登録できませんでした。手間と引き換えにメリットもあるので欧州に留学する場合は銀行口座と現地の携帯番号を入手する事は考えてみても良いかと思います。