この記事は6月初旬のことです。

 

5月の中ごろにキュウリの苗をもらってきて,植えてみたのですが

 

どうも元気がなく,葉っぱを見ると何やら白い斑点が。

 

 

以前,ネットで知った「うどんこ病」の症状に似ています。

 

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粉を吹いたような白い斑点。

 

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こちらの葉はかなり進行しています。放っておくと感染して広がるというので,重症の葉は切り落として廃棄しました。

 

うどんこ病はカビのくせに低温,乾燥で発病しやすいらしく,5月の下旬あたり夜間は低温だったのと,カラッとした晴天が続いてこともあり,うどんこ病とみてよいでしょう。

 

 

ホームセンターに,家庭菜園でも使える薬剤が売られていますが,ネットで調べてみると,砂糖水に食器用洗剤を混ぜたのがいいのだとか。(重曹や木酢液を使う方法も紹介されていましたが,一番手軽にできそうだった砂糖水作戦を採用しました。)

 

ネット情報に従って,散布液を調合。

 

水500ml に 砂糖(上白糖がなかったので三温糖で代用)大さじ2 を溶かし

 

食器用洗剤2滴(のつもりが実際には数滴入ってしまった)

 

を霧吹きで散布しました。

 

 

散布した当日は,直後に雨になって流されてしまったと思われたため,翌朝散布し直し,2日後の画像

 

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うむうむ。多少残っている感はありますが,概ねいいんじゃないでしょうか。

 

残っていたら,そこから広がるかと思って,ダメ押しの散布。

 

 

あれから一週間たちますが,キュウリは元気を取り戻しました。

 

白い斑点はゼロではありませんが,今のところ広がる様子もありません。

 

 

科学的な根拠としては,砂糖水にカビが取り込まれ,砂糖水の浸透圧によってカビの細胞が破壊されるのだとか。洗剤は,界面活性剤が砂糖水が葉に付着して落ちないようにするのを補助する働きのようです。

 

洗剤で殺菌するのかと思ったら違うんですね。

 

ちなみに,本家の薬剤は多くの場合,炭酸水素カリウム(KHCO₃)が有効成分のようです。

 

海外では食品添加物として認められていますが,日本では認められていないようです。

 

ってことは,正しく使えば今回のような場合は薬剤を使っても人体にはほとんど問題ないんでしょうけど。

 

 

買わなくて済むなら砂糖水でいいかと。

 

難点は葉を持ってスプレーするので,手が砂糖水でべたべたになることぐらいです。A=´、`=)ゞ