人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)/山田 風太郎
¥760
Amazon.co.jp
八百屋お七(15歳)から始まって、55歳までが第一巻

始めは冗談半分で読み始めたが、

なまじな小説よりも

事実は奇なりと申しますか、

人の死に様(特に若くして死んだ人)

しかも芸術家、小説家、政治家、犯罪者などの

歴史上の有名な人々の「死」とは、どんなものか?


第一巻では、やはり、「結核」が猛威をふるっているように思われる。

有名になった事、大作家になった事、大学者になった事で、

様々に狂わされる人生。

芸術の為の壮絶な生き方、死に方。

誰にも評価されない

孤独な死。

その後、いくら有名になっても

その人にとって

なんだったのか??


子どもの頃「伝記」で読まされた

野口英世の本当の話や

【雨ニモマケズ・・・】の宮沢賢治の詩の本当の意味など


知っている人は当たり前かもしれないが


いろいろ考えさせられて、

結局読み終えてしまった。


いよいよ、第二巻(55歳から72歳)は、

自分にとっても今後の人生をどのように生き、

いや、

どのように「死」を迎えようとして行くのか


いろいろ

考えてしまう。