久しぶりの更新…何のためのブログなんだかですが、また少しずつ発信していこうと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。
さて、
皆さんの中でこんなことを考えた事がある方はいないでしょうか?
『なんで在宅生活に活かされるようなリハビリを病院ではやらないんだ?』
『なんで在宅で機能面への関わりをしないで動作練習ばかりしているんだ?』
こういった疑問や考え方は、一見当事者からすれば正しいようですが、相手側からするとそうできない理由があるなんてこともあり、どちらとも言えないなんてこともあります。
そう、どちらも自分の立場からしか見えていないんです。
自分も病院勤務している時にはそんな風に考えていた事も多々ありました。
3月に病院勤務から訪問看護ステーション勤務へ職場を変わって気付いたことなんですが、
やっぱりどちらの考え方も大切なんじゃないかと思います。
なぜか。
ICFを利用して考えてみるとよく分かります。
最近は〔活動〕〔参加〕に焦点を当てるような文言をよく目にしますが、これってなんか違和感がありませんか?
もちろん、身体機能ばかりみていたり、動作練習をひたすら反復練習するような関わり方は、個別性があっても、その人全体を取り巻く因子を改善していくのは難しいと思います。
ただ、だからといって、活動、参加ばかりにフォーカスしていくのも変ですよね?
旅行に行きたいから、行けるための動作練習をする
料理が前のようにやれるようになりたいから、調理の練習を
〇〇筋が弱いから筋トレを
〇〇関節が硬いからストレッチを
どれも短絡的で、それぞれの因子との関連性が見えてこないですよね?
病院でのリハビリは〇〇がダメ とか、
訪問リハは〇〇がダメ とか、
どちらも全体を見えていないからそんな事が言えてしまうじゃないでしょうか?
利用出来る資源は限られているけど、
病院勤務でも訪問でも、
〔健康状態〕
〔心身機能・身体構造〕〔活動〕〔参加〕
〔環境因子〕〔個人因子〕
全てが大切なんです。
是非もう一度ICFを使って、それぞれの関連性を読みとってみませんか?
きっといろんなアプローチの仕方があることに気付くと思います(^^)