立ち読みコーナー『ココロおだやかに1年を過ごす思考法』 | 悩みとうまく同居できる人になろう 〜人生を楽に生きる簡単な方法〜

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『ココロおだやかに1年を過ごす思考法』


メンタルマネジメントの基礎
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最終章~あとがき
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最終章

ココロおだやかに1年を過ごす



人が生きていくうえで、あなたがいくらバタバタしても
どんな結果にも影響を与えることはありません。

すべては自然の流れの中で、なるようになっていること。

そして、あなたに気づいてほしい。
あなたがどれだけガンバって心をすり減らしても、
あなたがどんなに生き急いで、人よりもたくさんの何かをしても、
あなたが自分の器量を超えて、ムリを続けることで今の世界にしがみついても
あなたが疲れ果てていく姿を、

『あなたが愛する人は、喜んではいない』

あなたがどれだけ、もがき苦しんでも川の水の流れに変化はなく、
当たり前に太陽は昇り、その光を浴びて植物はゆっくり、ゆっくり育つ。
そして、誰に対しても平等に暖かさを与えてくれる。
何の見返りも求めずに。

季節は何億年も前から、寸分変わらぬ速さで動く地球の公転によってのみ変化し、
早まることもなければ逆転することもない。
何をしていても必ず朝が来て、地球がもう4分の1回ると昼が来て、
もう半分ちょっと回れば、また同じように朝が来る。

あなたが、何をしてどんなに悩んでいようと、
そんなことに関係なく、一瞬も静止することなく動き続けている。

たまに目をつぶって、そんなことを真剣に考えてみると、
心は穏やかに保たれ、逆らえない時間の流れの中にただ生かされ
何も変えられない無力さと、その気楽さを存分に味わえるでしょう。

『どんなことも過剰に気にしない』

『自分の器量を超えた無理をしない』

『なにごとも急がない。急がせない』


これだけ覚えておくだけで、すべての悩みは軽くなり
心は穏やかになります。

そしてまた始まりの月、4月がやってきます。

穏やかな気持ちで、1年を過ごすことができれば、
その繰り返しを続けることで一生を心穏やかに過ごすことができます。

お金やモノはあなたの心を満たしてはくれません。
むしろ、あなたの心をムシバんでいくでしょう。

それよりも、あなたにとって一番たいせつなあなた自身の心が穏やかであることこそ

『人生の最高の贅沢』

に他なりません。

ココロおだやかに人生を過ごすことの贅沢を存分に味わいながら
人生、楽に生きましょう。







おわりに ~穏やかな心は究極の幸せのカタチ~


この本を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの一年のそれぞれの月における精神状態と似た部分はあったでしょうか?
はじめにも書きましたが、各章の最後につけた、

『心のお守り』

是非、スマホに入れて持ち歩いてください。
そして、悩んだときは見て思い出してください。

すでにお気づきになっていると思いますが、この本はその月ごとになぞらえて、
いろいろと心構えを書いています。
でも、実際は月とは関係なく、自分との向き合いかた、人間関係の悩み、他人と比較してしまう悩み、
そして、仕事以外のことに目を向けるコツ、自然の偉大さなど、
基本的な悩みの解決法を網羅しています。
ですから、月にとらわれず自分の精神状態に合った心のお守りを
その都度、思い出していただければ、より効果的かと思います。
是非、悪いスパイラルから抜け出すきっかけに使って下さい。

一度読んだだけではなかなか身につきませんが、それを繰り返すことで
だんだんと自分に染み込んでいくものだと信じて続けてみてくださいね。
いつの間にか、少しずつ変化している自分の思考に気づくことでしょう。

お金やモノに頼って、自分の欲望を満たしたつもりになるのではなく、
本当の幸せは、お金では買えない穏やかな心なんです。

是非、それを手に入れて下さい。


今さらですが、少しだけ自己紹介をさせていただきます。
私は、いわゆる普通の家庭環境に育ち、年の離れた2人の兄と
共に、ドタバタとした子供時代を過ごしました。
子供時代は、本当に何も考えていないその瞬間、瞬間にのみ反応して
自分の楽しめるほうを自然に選んで生きてきたように思います。
そして、中学で少しだけ道を外し、高校も半年で中退してしまいました。

余談ですが、中退した高校は富山にある全寮制で、2人部屋で一緒に暮らしていたのが
スノーボード銀メダリストの平野歩夢選手の父親でした。
正直、父親はただのアホでしたが・・・

すみません、話を戻しますね。
高校を中退したこともすべて衝動的な行動で、先のことなどまったく考えておらず
とにかく、その時やりたいこと、その時思った通りに行動していたように思います。
今考えると、その頃は、自分の理想とする生きかたが出来ていたのかも知れませんね。

そんな私もだんだんと年を取り、仕事も適当にコロコロ変わって
とってもいい加減な人生だったのを変える転機、『結婚』を迎えます。
結婚して、新しい家族を持ち子供を育てるためには、いわゆる一般的で立派な
一家の大黒柱にならなくてはならない。
そのためには、それなりの会社に就職して出世することが必要だ。
なんて本気で思い込んでいたので、一念発起し情報処理の国家資格を取るために
猛勉強をはじめ、受験勉強もしたことがなかった私が朝から晩まで図書館にこもって
ずっと勉強をする。そんな日々を2年続けて、難関と言われていた資格も含め、
受けた国家資格はすべて合格しました。
その資格の中には、大学卒業程度の一般教養があると証明してくれる資格もあり、
私の学歴ではとても入れそうにない、大企業の機能分社であるIT関係の会社に就職。
その後もせっせと仕事に打ち込み、課長、部長と、とんでもないスピードでどんどん出世していきました。
そして、40歳を超えたころ、大きなキッカケがありうつ病を発症。
キッカケは確かにありましたが、正直、あのままの生きかたを続けていたら
心の病に犯されることは必然であり、逃げ切ることはできなかったでしょう。

そして、自分が病気になって初めて気づいたこと、自分の思考のクセ
会社で生きる良くない環境などなど、いろいろなことを知りました。

まだまだ、気づいていないウツ予備軍の方々に病気になる前に気づいてほしくて
この本も含め、メンタルマネジメントの方法をお伝えする内容の本を3冊書きました。
是非、病気になる前に読んで下さい。

本書を簡単にまとめると、

一年を通じて心を穏やかに過ごすためには、

社会人の方は、仕事人間にならない

学生の方は、勉強だけしない

自分の生きる世界を自分で1つにしない

手を抜くことを覚える

誰かと比較しない

生きていることに感謝する


単純に言うとこれだけです。

これを見て、ん?と思ったあなた。
もう一度、各月と最終章の心のお守りだけでも見直してみて下さいね。


最後に、この本の出版に関わっていただいた出版社の方々、表紙のイラストを手掛けて頂いた方、
Amazonへの出稿や運営に関わっていただいた方々、すべての方々に感謝を申し上げます。

本当に、ありがとうございました。


どうか、あなたの心に平穏が訪れ、それが続きますように。


それでは、また。



<目次>

はじめに~あなたにとっての幸せとは?~

第1章 すべてが始まる4月
1-1.4月の一般的なイメージ
1-2.4月は『前のめり』になりがち
1-3.自分の状態を客観的に見極める

第2章 バカにできない5月病
2- 1.5月の一般的なイメージ
2- 2.1年をやり過ごすための人間関係を知る
2- 3.人間関係をムリに作ろうとしない

第3章 ダラダラしたくなる6月
3- 1.6月の一般的なイメージ
3- 2.少しの心の余裕は目移りの原因
3- 3.自分の本心を認め素直に行動する

第4章 自然とふれあい自分の世界を広げる7月
4- 1.7月の一般的なイメージ
4- 2.暑さをあえて肌で感じる
4- 3.自然の中で生かされていることに感謝する

第5章 家族との関係を改めて見直す8月
5- 1.8月の一般的なイメージ
5- 2.夏休みの使いかた
5- 3.家族だからこそムズカしい人間関係

第6章  疲れを隠すクセをやめてみる9月
6- 1.9月の一般的なイメージ
6- 2.まだ一年の折り返し
6- 3.疲れていることを自覚する

第7章  空を見上げて心を癒す10月
7- 1.10月の一般的なイメージ
7- 2.気合を入れず無難に乗り切る
7- 3.じっくりと空を見上げる

第8章 自分の嫌いな人になる11月
8- 1.11月の一般的なイメージ
8- 2.オトナのハロウィーンを11月に
8- 3.大嫌いな人になりきる

第9章 師走に踊らされずに過ごす12月
9- 1.12月の一般的なイメージ
9- 2.気持ちの良い一年の振り返りかた
9- 3.忘年会をマジメにやる

第10章 あえて目標を立てない1月
10-1.1月の一般的イメージ
10-2.1年の計は元旦にあらず
10-3.おみくじは『吉』が最高
10-4.あなたの生きる場所はひとつではない

第11章 他人と比べることを忘れる2月
11 -1.2月の一般的なイメージ
11 -2.まずは自分のことだけを気にする
11 -3.他人と比較するのは意味のないことだと知る

第12章 生きられている奇跡に感謝する3月
12-1.3月の一般的なイメージ
12-2.過剰な優しさは成長を妨げる
12-3.ひとつの世界に執着しない
12-4.生きられていることに感謝する

最終章 ココロおだやかに1年を過ごす

おわりに ~穏やかな心は究極の幸せのカタチ~

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