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お仕事に疲れてしまった方、毎日、朝起きると「今日も仕事か・・・」
なんて思ってしまう方に、心が軽くなる思考法をお伝えします。
『仕事を生きがいにできない人へ贈る 思考法』
立ち読みコーナー
はじめに ~あなたは自分の疲れを見てみぬふりしていませんか?~
こんにちは。
この本を手にとって、読んでいただき本当にありがとうございます。
少しだけ私の自己紹介をさせていただきます。
私は普通のサラリーマン家庭に生まれ、普通の両親、
普通の兄2人とともに3人兄弟の末っ子として育ちました。
末っ子と聞くと、甘やかされて育ったとか、わがままなんてイメージを
よく持たれますが、自分にはあまりピンときません。
というより、世間体を気にする普通の母親と、いわゆるモーレツ社員と
言われた時代の仕事に没頭していた父親に育てられ、
親からの愛情というか関心を引きたくて反抗ばかりしてきたように思います。
中学の頃からいわゆる中途半派な不良ぶった少年で高校も1年で退学。
その後、就職したり、辞めてスノーボードにのめり込んだり、
また学校へ行ったりと定まらない人生を27才まで続け、
そろそろ結婚も意識しないといけないし、マジメに生活しなくてはと
今の会社に就職しました。
仕事はIT関係ですが、大企業の子会社ということもあり会社は安定し、
私もがむしゃらにガンバってドンドン出世していきました。
正直、出世したり、人に頼られることが嬉しくて自分の苦しさや、忙しさ、
それだけでは物足りず、一緒に仕事している皆さんの失敗や、不出来な部分も
すべて自分一人で抱え込んで、スーパーマンにでもなったような気分になっていました。
そして、部長にまで出世し、40才を超えた頃、とある大きなキッカケで
うつ病を発症しました。大きなキッカケはたしかにありましたが、
今思えば、病院へ行く何年も前から、身体には原因不明の不調があらわれはじめ、
お酒の飲み方も楽しく大好きなお酒から、ただ依存的に飲んでいる、そんな状態でした。
その身体からのサインを無視し続けた結果が、会社を休職しなければならないほどの
大きな症状を自分にもたらせたんだと思っています。
これから私がこの本でお話することは、私と同じように精神的な疲れや
原因不明の身体の不調、それから、明らかな不眠の症状や溺れるようなお酒の飲み方に
いつしかなってしまったのに、家族もいて病院に行っている場合じゃないと
踏ん張ってしまっている人や、そもそもそんな感覚すらマヒさせることを
身体に覚えさせてしまって、気づいていないふりをしている方に
気づきのキッカケになればと思い、自分の体験を踏まえて書きました。
この本を読むことで、病院へ行かなくても、少しでも心が軽くなって
楽にサラリーマンが続けられたら、それはとても幸せなことだと思います。
今回のタイトルには「疲れ」という言葉を使っていますが、これを紐解いていくと、
必ず何かしらの「悩み」にぶつかります。
そして、それは自分だけの力で解決するのはとても難しい。
学校に悩みを解決する方法を教える授業はありません。
上司や親、友人に相談してもなんだかしっくりした答えは返ってきませんよね。
それは、個々人それぞれ別々の脳を持ち、どんなことを感じるにしても
まったく同じ感情になれる人など、この世に存在しないからです。
自己啓発の本などを読んで元気を出そうとする前向きな人もいますが、
ほとんどの『悩み』について書かれた本は、悩みなんて気にするな的なことが
書いてあったり、専門用語ばかりで何がなんだか分からないことが多いです。
私もいろいろと本は読みましたが、そのほとんどが
『それができないから困ってるんでしょ!』
と言いたくなるような内容が多かったように思います。。
この本には、まさにその思いがつまっていて、悩みは解決するものではなく、
悩みがあるなら、目を背けずトコトン悩み抜いて、ネガティブな感情ですら
しっかりネガティブなまま受け止め、それも含めて自分なんだと受け入れる。
無理やり前を向かせようとするのではなく、そんな自分を、
客観的にカワいいヤツだなといって許してあげられる。
その方法を、私が病気になって経験したことを生かし、
心理学等まったく学んだことがない私だからこそできる、
誰にでも分かる簡単な言葉で表現しました。
悩みの世界で、あの池上彰さんのニュース解説のように、
誰にでも分かりやすい言葉だけを使って、ただ読んでいただいた人を癒してあげられる。
悩みはあっても前ほど深刻には落ち込まなくなる。
そんな風に感じていただけたら嬉しいです。
私の綴っているブログ『悩みとうまく同居できる人になろう』をコンセプトに、
悩みは誰にでもあって当たり前。悩みを解決はできないけれど、
ただ側にいて一緒に泣き、背中をさすってあげられる。そんなことが、
この本でできればいいなと思っています。
タイトルにはサラリーマンとありますが、サラリーマン以外の方でも
人間関係で悩みのある人や、いつも自分を責めて自分のことが好きになれない人などにも、
ためになることをたくさん書きました。
悩みをひとつも持っていない人など、この世に存在しません。
まずは、そのことを腑に落としたうえで読んでいただけると、
より染み込みやすいかと思います。
自分と向き合うのを避ける言い訳として、オレはもう年だからそんなことは
どうでもいいんだよと言う人がいますが、悩みに年齢は関係ありません。
定年して燃え尽きたかなーと思っている人でも今日から幸せになればいいだけのこと。
幸せはどれだけあっても、いつから始まっても困ることはありません。
そこの定年まであと何年と指を折っているあなた、その後数年のガマンが
つまらない老後を招きます。
この本であなたのものでしかない、あなただけの人生を幸せにできれば嬉しいです。
<目次>
はじめに ~あなたは自分の疲れを見てみぬふりしていませんか?~
第1章. 悩めるサラリーマンのあなたへ
1.サラリーマンはなぜ仕事に違和感を感じやすいのか
2.管理職になると悩みは深くなる?
3.感情が凍りついてしまう
4.責任感と義務
5.無理をするということの代償
6.荷物を片手で持たない
第2章.当たり前の殻を破る勇気を持つ
1.目標をもたない
2.期限を気にしない
3.定年まで勤めない
第3章 人間関係に疲れたあなたへ
1.ムカつく人と批判する人
2.思いどおりにしようとしない
3.雨はただ降っているだけ
4.やることが遅い人
5.人づきあいが長続きしない人
6.ひとつの要素にすぎない
7.ありのままとわがままの違い
8.地球儀を見ておもうこと
第4章.とっても疲れて行き止まりにいるあなたへ
1.風向きは必ず変わる
2.思いきって止まってみる
3.みっともなくていい
4.カッコつけて生きない
5.自分とは別の時の流れ
6.愛することを教えてもらう
7.世の中のせい
8.たそがれどき
第5章.仕事以外にやりたいことを見つける
1.本当にやりたいことの探しかた
2.してはいけないことはない
3.時間と心を費やすということ
4.空を飛べるとおもっていたころ
第6章.幸せのカタチ
1.幸せになる
2.本当の歓びと束の間の安堵
3.自分が存在する価値
4.叫びたくなるような幸福感
5.大切なものを失くしてみる
6.ガンで亡くなるということ
7.大きな幸せ
第7章.悩みとうまく同居する
1.悩みを持っていない人はいない
2.悩めないことに悩まない
3.悩みの正体を解き明かす
4.ネガティブな感情を噛み締める
5.書くことで頭を整理する
6.悩みは希望と向上心でできている
あとがき
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