先日無事に定期演奏会が終了。

 パニック障害をもつ僕は毎回ビビっています。


 今回は、前日に精神科の予約を入れていたので、先生に相談。

 すると、演奏会の1時間前に、ソラナックスを1錠から2錠飲んでくださいと指示がありました。


 前日の夕方に最後の通し練習。

 社会人の団員は土曜日は仕事をしている団員も結構いるので、夕方に練習します。(普段は日曜日のお昼に練習しています。)

 この練習もまあまあダメで、本番大丈夫かな?とさらに不安増大。

 でも午後10時頃に帰宅しましたが、珍しくすぐ就寝できました。


 本番当日。とりあえず緊張感がすごいので、近所のスタバでコーヒーを飲みました。

 なんか、スタバは落ち着きます。

 あと、カフェインはうつ病やパニック障害に良くないらしいので、今日はカフェインレスコーヒーです。


 さて、リハーサル。

 ここで、パニック発作が出そうになりました。

 いつもと違う。息が苦しい。半端ない汗。

 なんとか上の空で指揮をして終了。団員の皆さんすみません。


 お昼は食べないので、一人で静かに過ごします。

 あと、先生の指示どおりソナラック服用。

 すると、数分でスッキリ。

 普通はボーッとするものですが、僕の場合は、意識がスッキリします。

 病気になる前に戻れます。


 本番が始まり一曲目。

 やはり、いつもより音が聴こえてきます。薬の力は偉大です。

 気持ちを込めて精一杯指揮をしました。

 団員の皆さんも練習ではなかなか出ない集中力で、いい演奏でした。


 薬に頼るのは不本意です。

 今回は、自分の病気について再認識させられました。

 要するに、薬がないと本番の指揮ができない指揮者となってしまった。

 練習でも、本来ではないと思います。


 どこかのタイミングで指揮は辞めるべきと思っています。いずれ本番中におかしくなるかも。

 ただ代わりがいないのです。

 パニック障害やうつ病というのは、本当に厄介な病気です。