「使節団(サシンダン)はどこまで来ているのだ?」
早朝から東宮殿(トングンジョン)の内外を見回っていたヨンが、影のように後ろを着いて歩くチェ内官へと聞いた。
「朝、水原城(スウォンソン)を出たとのことでございます。今夜には漢陽(ハンヤン)に到着して、太平館(テピョングァン)で旅装(ヨジャン)を解くことができるのではと推察いたしております。」
「その先々、一つも失敗があってはならぬぞ。」
「肝に銘じております(ミョンシンハゲッスムニダ)。」
「外宴(ウィヨン)と内宴(ネヨン)の準備は問題なく進んでいるのか?」
「進宴庁(チンヨンジョン)の官吏(クァンリ)たちと宮人(クンイン)皆が一丸となって万全を期しております。ようやく、最後の点検さえすればよいところまで来ておりますので、ご心配(シンリョ:心慮)なさりませんように。」
「心配(シンリョ:心慮)?違う。むしろ期待しているだけだ。」
ヨンの顔に、妙な笑みが浮かんでは消えた。歩みを止めると、ヨンはチェ内官を振り返って見た。
「あの者からはまだ確答が得られないのか?」
「パク・ドゥヨン令監(ヨンガム)からは必ずや良い知らせがあることと存じます。」
「そうか(クレ)?」
「そうでございます(クロッサオムニダ)。十度斧を入れて倒れない木はないものでございます故、世子邸かにおかれましても、心を楽にされ、ただ玉體(オクチェ:王の身体)を大切にお過ごしいただけますようにとのことでございます。」
「パク判府事(クァンブサ)がそのように申すならば、今回は真に期待しても良いようだ。」
ヨンの顔には満足気な表情が浮かんだ。そうして、懐から手のひらほどの一冊の書物を取り出すとチェ内官へと手渡した。
「今回の宴の進行手順が書かれた笏記(ホルキ)だ。それを宴に出席する大臣の数だけ準備せよ。」
「畏まりました。」
「特に、領議政(ヨンウィジョン)が朗読せねばならない致詞(チシ:王に奉る言葉)部分は、念を入れて筆写するのだ。」
「必ず・・・・・事を強行されるおつもりでいらっしゃいますか?」
笏記(ホルキ)をさらっと見たチェ内官が、少し心配そうな表情で尋ねた。東宮殿(トングンジョン)前に建てられた巨大な垂れ幕をじっと見ながら、ヨンが答えた。
「やらねばならないことだ。」
ヨンの確固たる意志を読んだチェ内官は、笏記(ホルキ)を大切にしまい込んだ。潜龍のように、身を潜めていらっしゃった王世子(ワンセジャ)がついに動き始めた。その一歩一歩に、どれだけの重みがかかっているのかを、あまりにもよく知っているため、ヨンの後に従ったチェ内官の顔には緊張が走っていた。
その後も、ヨンは東宮殿(トングンジョン)で宴の開かれる内宴の準備を細かく点検した。そうやって、一つ一つに目を通しては、内外を見回っていたヨンが、急に立ち止まった。遠くにチャン内官の顔が目に入ってきたのだ。独特な記憶力を持つ、手先の器用な宦官だった。
そして、ヨンの視界には、チャン内官の後ろに着いて歩くラオンの姿が映った。しばらくの間、ラオンを食い入るように見ていたヨンは、自分でも知らぬうちに、その眉間に皺を寄せた。
「邸下(チョハ)。」
傍らで懸命にヨンの顔色を窺っていたチェ内官が怪訝な表情で聞いた。
「どこか気になるところでもおありでしょうか?」
「ない(オプタ)。」
剣でスパっと切ったように確固たる答えだった。しかし、一ヶ所に寄った彼の眉間はそのままだった。
世子邸下(セジャチョハ)はどうなされたのだ?
チェ内官の心配が深くなったその時、ヨンの淡々とした声が、老いた耳の中まで届いた。
「しかし(ホンデ)、アイツはなぜあのようにくっついて歩いているのだ?」
チェ内官がヨンの視線の先を追って見ると、前後して歩いているチャン内官とラオンの姿が映った。老いた内官が、頭を下げて答えた。
「宴を開いている間の数日間、ホン内官には低下のお傍をお仕えする命を下されたではありませんか?」
「して(ホンデ)?」
「ですので、チャン内官がホン内官へと、邸下(チョハ)にお仕えするために必要なことを教えているように存じます。」
チェ内官の言葉に、ヨンが眉間の皺をさらに深めて呟いた。
「私に仕える時に必要なことを、なぜチャン内官に聞く?私に直接尋ねれば良いことを。」
ヨンの独り言を聞いたチェ内官は、慌てて、何と答えたらよいのかわからなかった。
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アイツはなんであんなにもくっついて歩いているのだ?
私に仕えるためならば、私に聞けばいいだけではないか。
ぶつぶつ・・・・。
嫉妬嫉妬嫉妬~~~~~~!!!!!
(笑)(笑)(笑)
ラオンは体調、良くなったのかな??
皆さんのそれでもヨン=ボゴム君が好きです!のマジ答えに(笑)
ごめんなさい(笑)笑いました(笑)あはははは!!!
そしてそして可哀想にドンヨンキャラ・・・ね。
ほんと~~~!!!原作キャラにまで影響するから(笑)(笑)(笑)
原作では(見分けつかない程)ヨンに負けないくらいかっこいいからっ!!!!
もうちょっとビョンヨン堕ちする人たちを作れるよう頑張るっ(笑)(笑)(笑)←
でね、好きになったら最後・・・
もう切なさに見たくなくなるから!!!←
大丈夫。この小説、ビョンヨンターンではやっぱりビョンヨンも・・・!!
ユンソンターンでは、あぁ!!ユンソンいいっ!!!え~切ない!ユンソンに行ってあげて~!!
って、叫ぶんだけども。。。。
やっぱり、そりゃぁ、ヨンが大好きになりますとも!!!!!
背中はもうぼちぼちやっております。。。ご心配ありがとうございます☆
わ~~~♡すっごく素敵なシーンばかりの動画!!!!(灬ºωº灬)