二十五.これはホント、ありえない!(7) | のあのあlife

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『雲が描いた月明かり(구르미 그린 달빛)』に史上最強にどハマリしてしまい♡2017年も自分の勉強兼ねて原作小説を翻訳しつつ、パク・ボゴム君とキム・ユジョンちゃんのボユカップル、密かに熱烈に応援中です~♡(笑)
2021年4月、またこのブログ再開します☆

「・・・・・・本心でした。」

ふり返ってみると、公主(コンジュ)へと送った恋文(ヨンソ)はラオンにとっても格別なものだった。恋文を交わす間、キムの坊ちゃんの代筆ではなく、ラオン自らが彼女と対話しながら楽しそうに笑っていただけだったような気もした。

最後に送った恋文(ヨンソ)。思慕している(サモハンダ)という言葉。キムの坊ちゃんの催促に、仕方なくそう書いて送ったが、何度躊躇ったか分からない。思慕しているという言葉の代わりに、友達になってほしいと書いてみたかった。ラオンはその時を思い出した。それから、その時の気持ち、その心情を、そのまま口に出した。

「公主媽媽(コンジュママ)に向けた私の気持ちは本心でした。」

「嘘をつくな(コジンマル マラ)。」

「その恋文、キムの坊ちゃんの代わりに書いたものでしたが・・・・恋文に込めた気持ちだけは、私のものでした。」

ラオンが頭を上げて、ミョンオンを見つめた。ミョンオンが正面から、その顔と向き合った。その時だった。ラオンの顔に笑みが浮かんだ。その、明るい笑顔を見た瞬間、ミョンオンの胸が、きゅんとなった。

「な・・・何なのだ?死を自ら望んだ者が、どうしてそんな風に笑うのじゃ?」

当惑したミョンオンの元へ、ラオンの声が蝶のように爽やかに舞い込んだ。

「気になっておりました(クングムハヨッスムニダ)。」

「何が?」

「どのような方なのか、気になっておりました。それが・・・・こんなにも美しい方でした。」

それは、生きるために口から出ただけの言葉ではなかった。

「何のたわ言を申しているのだ?」

「実は、恋文を書いている間、とてもときめいておりました。間違ったことだとは分かっていましたが、病気の妹の為、致し方ありませんでした。しかし、恋文を読む時は、幸せでした。なので・・・・嬉しくて、はやる気持ちで返書を目標にさせていただくことができました。そんなわけで、いつも気になっておりました。このような文章を書かれている方は、どんな方なのか、と。」

「文だけがうまいのかと思ったら。口で世辞を言うのもうまくやるのだな。」

「そうお感じになられましたらそれもまた、私の過ちでございましょう。しかし、これもまた、私の本心です。」

心から、公主媽媽(コンジュママ)の恋文が嬉しかったのです。心から、公主媽媽(コンジュママ)とお話しすることが楽しかったのです。

「・・・・・・。」

ミョンオンの瞳が揺れた。そんなミョンオンに向かって、ラオンは淡々とした顔で、首を縦に頷かせた。本心を打ち明けて、少し心が楽になった。これからどんなことを体験することになるのかは、依然として怖かった。しかし、それは彼女が自ら招いたことだった。当初、高貴な屋敷のお嬢さん(アガッシ)を騙した時から、こんな危険を犯していたではないか。母上(オモニ)とタニ。ラオンは二人を思い浮かべた。

でも、よかった。タニの病気がかなり良くなっていて。私がいなくなっても、母上(オモニ)とタニ、二人で、お互い頼りながらうまく生きていけるよね。

心の整理をつけたラオンが、再び口を開いた。

「罰をお下しください。」

「開いた口とはよく言うものだ。そうすれば私がお前を容易く許すことができるとでも思っているのか?」

「どのような罰でも甘んじてお受けいたします。私が死んで公主媽媽(コンジュママ)のお怒りが解けることができるのであれば・・・・。」

白く乾いた唇を湿らせたラオンは、震えた声で言葉を続けた。

「・・・・喜んで、死なせていただきます。」

ミョンオンの顔は、冷たく青く変わった。

暫く黙ったままラオンを見つめていたミョンオンが、さっと、風を起こしながら背を向けた。心の未練を断ち切るように断固として振り返った彼女が、周囲に立っている護衛武士(ホウィムサ)たちへ向かって、顎先で伝えた。

「良いだろう。そんなにも死ぬことを願うのであれば・・・・・。」

その時だった。

「許さぬ(プロハンダ)。」

暗闇の中で、息が顎までかかるような、冷たい声が聞こえて来た。皆の視線が、地下室の入口へと向けられた。やがて、扉が開かれて、影一つが、中へと入って来た。目を凝らしたミョンオンが、小さく声を漏らした。

「お兄様(オラボニ)。」

お兄様(オラボニ)?じゃあ、王世子(ワンセジャ)邸下(チョハ)?そんな方がこんな場所までどうして?何の用で?

つられて頭を上げてしまったラオンの目が、まん丸くなった。

「え(オ)?」

ラオンの疑問がまだ宙に浮かび上がっている時、地下室にいる公主(コンジュ)の護衛武士(ホウィムサ)たちが、一斉に頭を下げながら叫んだ。

「世子邸下(セジャチョハ)!」

その雄叫びを聞いた瞬間、ラオンはしばらく呆然としてしまった。うろたえてきまりの悪そうな彼女の口から、ため息のような一言が漏れ出てきた。

「花草書生(ファッチョソセン)?」

これはホント、ありえない!

 

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불허한다(許さぬ)!

 

で・・・出たよ~~~~~~

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

ネサラミダ(私のもの(人)だ)

は、ここではなかったですがね~( ´艸`)

 

о(ж>▽<)y ☆

 

原作とは違った場面ですが・・・

こういう、主人公の危機を救う場面・・

  正体がばれる場面・・・

 

最っ高に、大好き(/////)

 

ここで「許さぬ!」

最大権力!!!!!!

横から入った権力の乱用!!!!!!(・・・え。(笑))

 

かっこいいよおおおおおおおおおおもじ(´pq`*)三(*´pq`)もじ

 

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花草書生(ファッチョソセン)????

 

さて。

 

次の章へ移ります~♪

 

二十六.安らかだった私の人生よ。

 

を、お楽しみに♪

 

休みすぎたお礼に連打★

 

ならちゃんと更新しろって?(笑)(●´ω`●)ゞでへへへへ