君主ー仮面の主人 4話 あらすじ☆訳 | のあのあlife

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『雲が描いた月明かり(구르미 그린 달빛)』に史上最強にどハマリしてしまい♡2017年も自分の勉強兼ねて原作小説を翻訳しつつ、パク・ボゴム君とキム・ユジョンちゃんのボユカップル、密かに熱烈に応援中です~♡(笑)
2021年4月、またこのブログ再開します☆

4話からはちょっときつい内容も入ってきますね・・・。

まずは分かりにくいので、キャスト図をお借りして決ました。

(私もまだ皆の名前すら分かっていなくて・・・(  ゚ ▽ ゚ ;))

 

カウンの父、ハン・ギュホに、父が水を盗んだ罪で捕まったと、手首を切られてしまう、助けてほしいと助けを求めたイ・ソン。

揚水庁が捕えたのだから漢城府(ハンソンブ)ではむやみに手出しはできないと言うギュホに対して、民の命がかかっているのに、それでも官吏なのかと叱咤する。ずっと昔に、王が父を助けるために泥棒になった者へと慈悲をかけ許したことがあった話をし、法よりも努力が大事だと、ソンの父を助けてほしいとギュホへと頼む世子。

 

その言葉に、「そうだ。法よりも善徳だな。」ギュホはイソンの父を救う決意をする。

~~

ソンの父は裁きを受けていた。

 

「顔を上げろ!」

と怒鳴るチョ・テホ(前日昼間に追いかけてきた男:揚水庁の長で、ファグンにソンの父を捕まえよと命じられた男。キャスト写真では右下の『辺首会』の4人の内、右下です。)。横から、それを冷たい目で見つめるファグン。(彼女はただ世子の居場所を突き止めたいだけなのでしょうね。この男や周りの命がどうなるかは関係なく。)

一度だけ許してくださいと叫ぶソンの父に、淡々と、盗みが出来ぬように手首を切り落とすと言うテホ。

 

まさに、腕が切られようとしたその瞬間、漢城府(ハンソンブ)左尹(チャユン)、ハン・ギュホが紺の官服で、役人を引き連れて現れた。

すぐに父へと飛びつくイ・ソン。

門が開いて中へと入って来た人々に混じり、世子とカウンも入って来る。人々の中から世子の姿を探すファグン。

「漢城府(ハンソンブ)左尹(チャユン)ともあろうお方がここへはどのような御用ですか?」

礼はするものの、暗に漢城府の管轄ではないと示唆するようなことを言うテホ。

ソンの父を漢城府(ハンソンブ)へと連れて行くと言うギュホに、揚水庁に裁く権利があるということを忘れたのですかとテホ。揚水庁で盗みはしたが、その水の場所は漢城府にあるのだからとたたみかけるギュホ。こんなことをして大丈夫なのかと脅すように聞くテホに、ソンの父を連れて行かせるギュホ。

 

ホッとした表情で出ていく人々。これでもう彼は大丈夫だと、民衆も安堵の言葉を口々にする。

出ていく世子を見つけて、後をつけたファグン。

だが、カウンの隣にずっといた世子は、ファグンが追ってすぐ、消えてしまう。
ソン、カウンも不思議そうにきょろきょろとその姿を探すが、人の流れの散る中、ファグンもまた、その姿を懸命に探す。

~~

どこかへ押し込まれた世子は、自分の前に現れたのが護衛武士イ・チョンウン(キャスト写真ユ・スンホの左上、『世子の人たち』の3人の内、一番左)だと知って喜ぶ。

「ところで、私をどうやって見つけ出したのですか?」

不思議そうに聞く世子だが、急いで帰らなければというチョンウンに、まだ戻れないと言う。

「今がどれだけ危険な状態なのかご存じないのですか?」

「私よりももっと危険な状態にある民がいるから戻れないのだ。」

安全な方法で戻る道を調べてあるからと、時間がないから早く戻ることを急かすチョンウン。

そんなチョンウンに、「師友(サウ)」と呼び、

「幼い頃、私が剣術の練習を嫌がった時、師友がなんとおっしゃったか覚えていらっしゃいますか?民を守るのを放棄するのかと問われました。世子がそれを放棄するならば、獣たちが民を食いつくしてしまうと。今、師友は、私に、民を守ることを放棄せよとおっしゃるのですか?」

 

~~


漢城府にて裁判をすることになったものの、テホはまだ揚水庁に権利はあり、もしそれを破るのであれば王の命も背くことになるのでは、とギュホを脅す。だが、今回は瀕死の状態の妻と子のために犯した盗みだから、慈悲を与えるべきではないかというギュホの言葉に、周りで見守っていた民から、口々に御慈悲を・・と声が上がる。

 

その時、赤色の官服の上堂官である大監が来るが、事体は一転、また、揚水庁から水を盗んだ盗人を揚水庁に引き渡すよう言う。揚水庁は裁く資格があるのだから、この件は揚水庁のものだと。(赤色官服は、上堂官の服で、王や世子の前で会議などに出れる身分の人ですね)

まさに今、連れ戻されようとする最中、チョンウンが玉碑(オクベ)を見せ、仮面を被った世子が現れる。

(写真はこのシーンのものじゃないです。。ごめんなさい(笑))

世子の登場に、カウンは何か気付いたのか、そっと首を傾げる。ファグンもまた、じっとその様子を窺っている。

玉碑(オクベ)が本物だと分かると、

「世子邸下にございます!」

確認した官吏の一言で、皆が地面に顔を伏せた。

皆が頭を伏せた後、その真ん中の道を堂々と裁判の場へと歩いていく世子。

ファグンはそっとその首元に自分がつけた針の痕を確認し、一人嬉しそうに微笑む。

(この先も、ファグンには、きっとイ・ソンが身代わりに世子になったりするんでしょうが、身代わりの世子がこれでファグンにばれたりするんでしょうね。。辺首会の長の孫なだけに、すごく弱みを握られますよね・・恋心が叶わなかった後とか・・どきどきする)

 

堂々と歩いて行くと、世子は、頭を伏せるチョ・テホの前でとまる。そして、震えるテホの目の前に、玉碑(オクベ)を落とす。

 

震える手でその玉碑(オクベ)を拾い上げるテホ。

「その玉碑(オクベ)は誰のものだ?」

その様子を、ちらりと顔を上げて見ているソン。

 

「チョ・・チョ・・邸下(チョハ)の物です。」

テホが答えると、

「そなたの答えならば、その手にあるのだからそなたのものではないのか?」

カウンもそっと顔を上げると、ふと、考えるように目を動かした。

「そ・・それはどういう意味でございましょうか?小人(ソイン)がどうして畏れ多くも邸下の玉碑(オクベ)を所有できるというのでしょうか?」

テホの問いに、

「世子とは天から与えられたもので、そなたは玉碑(オクベ)を手に持っても、世子になれないのだ。水もまた天から与えられたもの。どこにあったとしても、天から与えられたもの。天から民の元へと降りたものなのだから誰も所有できないものなのだ。私の言葉が間違っているのか?」

カウンが、その言葉に、表情をほっと緩めた。

「そ・・それは・・・。」

テホが答えられずにいると、上堂官である大監の方へと振り返り、民を守るべき者が・・と、叱責する。

それに対して、殿下(王)が作られた法度があると言う大監。

その法度は民を守るためのもので、罰するためのものではないと言葉を強める世子。

 

世子の言葉で縛られていた縄を解かれたソンの父。ソンも、見守っていた民も、口々に世子を称える。その中、カウンの姿を見つめて、その嬉しそうな顔に、仮面の下、そっと微笑む世子。ファグンもまた、民から賛美される世子の姿に、

「さすがは私の邸下だわ。」

と、満足そうに笑う。門の側では、静かに見守っていた漢城府(ハンソンブ)の參軍(チャムグン)、パク・ムハが、そっと、世子の様子に喜んでいた。(初登場ですね?なんだかこのドラマ、登場人物の把握が本当に難しいです・・!!唐突な気がして、覚えきれないし、キャスト写真ないと訳がわからない・・・)

ファグンに、「お嬢さん(アガシ)」声をかけるゴンだが、ファグンは、世子が漢城府を出ていくまでは待てと言う。

 

~~

漢城府(ハンソンブ)の參軍(チャムグン)、パク・ムハ(キャスト写真ユ・スンホ左上『世子の人々』の真ん中)が、部屋の前、廊下を行ったり来たりしながら、部屋に入ろうかどうしようか、何度も右往左往している。

 

部屋の中では、部屋から両班の恰好で仮面をつけたまま出ようとする世子と、それを今度は止めるチョンウン。

さっきはすぐに出ようと言ったのに、なぜ今度は出てはいけないと言うんだとチョンウンに問いかける世子に、今、世子邸下がここにいますと公言したばかりだからです!と、必死で止めるチョンウン。(この二人のやり取りもドンヨンとヨンなみにこれから楽しそう!好き♡期待♪)

危険すぎるので、内禁府(ネグミ:王直属の護衛)が来るまで待ってくださいと。

「戻る前にどうしても会わなければならない人がいて、どうしても聞かなければならないことがあるのです。」

「私は殿下から、邸下をご無事で連れ帰れと御命を賜っているのです。」

その時、扉の向こうの気配に、チョンウンが扉を開けると、そこにはさっきから入ろうかどうしようか迷っていた漢城府(ハンソンブ)の參軍(チャムグン)、パク・ムハが。おどおどしつつも、世子へと直接一冊の本を差し出す。

その本には、役人の酔った言葉から疑いを持ち、ムハが、個人的に調査していた揚水庁(ヤンスチョン)についてが書かれていた。その言葉に、ウボの言った、今年は二倍雨量があったにも関わらず、去年と同様干からびている井戸の話を思い出す世子。

「長年井戸が乾いたままだという理由が何だ?」

呟いたその言葉に、激しく同意するムハ。ムハの読みでは、揚水庁だけが水を所有するためにその他の井戸は乾いているという仕組みになっているのではないかと。だが、揚水庁のことだけに、今まで誰にも打ち明けられなかったと。

どうして邸下に差し出したのだと言うチョンウンの問いに、さっきの裁きを見ていて、もしかして、この邸下ならばと思って・・と、答えるムハ。

立ち去ろうとするムハへ、引き続き調べて怪しいと思うことは報告するよう言う世子。世子が調査されるのかと問うチョンウンに、調査は別のものがすると、チョンウンにギュホを呼びに行かせる。

その間に、ムハを騙してまた一人、仮面を脱いで出ていく世子。

残された部屋には、ハン・ギュホへと、揚水庁を調査せよとの命が書かれた紙が置かれていた。ムハはとても不安そう(笑)

 

~~

(このシーンの動画が欲しいんですが・・・探してもなくて・・あったら追加します!)

再び抜け出した世子。予想通り抜け出す世子の姿に、ファグンは口角を上げて笑う。傍で世子を探しているゴンに、世子じゃない者を追わせて、自分は世子についていくファグン。

しかしすぐに、護衛武士チョンウンとすれ違うその男に、世子ではないことに気付くゴン。

「あの者は世子ではない。早くお嬢さんを探せ!」

 

~~

ファグンは、可愛らしく微笑んでいた。街へと出てきた世子が、自分の方へと向かって歩いてくるのを待って・・。世子もにこやかに笑って歩いてくる。世子が自分の元へと来るのを、少し緊張したような笑顔で待つファグン・・・だが、まさに世子がファグンの前に現れた時・・・世子が微笑んでいたのは、ファグンではなく、その後ろにいた、カウンだと分かる。

ファグンの存在には気付きもせずに、カウンの元へと走り向かった世子。

ファグンが振り返ると、

「何処に行っていて今頃戻られたのですか?」

笑顔で世子に話すカウンが見えた。

「世子邸下が、ソンのお父さんを救ったんですよ!ご覧になられましたか?」

興奮した様子で、嬉しそうに話すカウン。

「お・・おぅ、よかったな。」

誤魔化すように話す世子。 (ここの2人がとってもいい!!(*´艸`*))

「ふふっ!『民を守らなくてはならないだろう!罰するのではなく!今すぐに、無実の者を放せ!』」

声色を変えて真似をしたカウン。ふふっと笑うと、

「ほんっとうにかっこよかったんですよ!」

カウンが言った。

嬉しそうに、それでも恥ずかしそうにそんなカウンの言葉を聞いていた世子。

「かっこ・・よかった?」

うんうん!!大きく頷くカウン。

「本当か?」

「はい!」

「はははっ!本当に?」(完全に自分のことで喜んでいる世子が可愛い(笑)о(ж>▽<)y ☆)

「本当にかっこよかったですよ!」

「そうか?」

照れたように言う世子。そんな様子を悔しげに睨み見るファグン・・。(怖いです・・)

 

~~

パシンッ!辺首会の長テモクが植木の葉先をはさみで切った。

「ファグンが世子邸下を間違えてお前に追わせたと?」

ゴンの報告に、テモクが笑った。

「ファグンが世子の顔を知っているとは・・。」

テモクがファグンを探して連れてくるようゴンに命じる。

そこへ、テホが現れて、世子邸下が裁判に現れてどうしようもなかったと話す。

「私は『どうしようもなかった』という言葉が何よりも嫌いだ。」 

冷たく言い放つテモク。二度と同じことは繰り返すなと、どうするのかと聞いたテモク。

 

~~

ソンの父がようやく解放され、出てきた。

ぺこぺことありがとうございますと何度も言いながら出てくる父。

そんな父を優しい目で見つめつつ待っていたソン。

家への帰り道、山道を疲れて歩けない父に、「背に乗れ」としゃがみ、遠慮する父を背負って歩くソン。

「お前、カウンお嬢さんがくださったその名前、その書き方も分かるのか?」

「何でも読んで書けるから、言ってくれ。俺が全部書いてやる。」

「本当か?」

笑って嬉しそうな父。(役に立たない勉強よりもお金になることをしろって怒ってましたもんね)

「実は、ウボオルシン(翁)が、お前は賢いから、勉強を続けさせろって。」

その時間も作ってくれなかったくせにと言いつつも、なんでウボ先生の水桶は直したのか聞くソン。ウボ先生がお金がないからだと答える父。

「継続して学びたいだろ。ただし、絶対誰にもお前を叩かせてはダメだ!白丁(最下層階級)の息子だからと誰かが叩こうとしたら、俺の父はもう白丁なんかじゃない!水を運んでいるんだ!と言ってやれ!(辺首会の揚水庁で働くと、少し外聞がよかったのでしょうね・・)分かったか?」

その言葉に、

「朝から働いて、夕方勉強するよ。」

と言うソン。

「そうすれば。」

笑う父。

「重すぎないか?」

「重くないよ。」

笑い合った瞬間、後ろから殴られ、気を失った間に父を攫われたソン。

ぼやける目で、父が二人の役人に連れ去られるのが目に入った。目の前に見えた役人の靴を掴んだが、頭を蹴られ、また意識を失ったソン。

気付いた時には、目の前に首を吊った父の姿があった。

 

~~

カウンと世子、二人が寄り添って歩くように見えるが、カウンがふと隣を歩く世子を見ると、

目を逸らす世子。

そんな世子に、少し笑いながら、

「もうウボ先生の家までの行き道も知っているのに・・どうしてまた私と一緒に行きたがるのですか?いつまで道案内役をすればいいのか・・・。」

呆れたように歩きながら話すカウン。

その言葉に、後ろを歩いて笑いながら

「ん~・・・。一生?」   (・・・きゃ~~~~~~~っカァ…(//ω//)。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。!!!)

そう言った後、世子の方を見つめるカウンに向かい合った世子。(ここ、すっごく思うんですが、クルミってすごくワンシーンワンシーンが綺麗で・・・でも、君主はもったいないと思う・・・いいシーンなのに・・カウンの驚いているだろう表情も見えないし・・)

「カウナ・・実は・・・。お前に、どうしても言わなければならないことがある・・。」

真剣な目で話す世子を、じっと見つめるカウン。

「だから・・・

だから・・私は・・・。

  この国の・・・朝鮮の・・・」

ソンが、言い辛そうに言葉を探していると、ウボ先生や何人もの人が、ウボ先生!と呼びかけた声にも気付かず走って行った。

目を合わせると、その後を追った二人。

 

~~

着いた先では先ほどの山道で、ソンの父がすでに横たえられていた。

周りで嘆く人々。

慌ててカウンの顔を背けてその悲惨な姿を見せないようにしてやる世子。

ウボが死体を運んでやりなさいと言うと、ソンが復讐しに行ったと、泣きながら話す村人。

どうしたらいいのかと、彼もこうなってしまうと心配する村人に、

「どこへ行ったのだ?」

世子が聞いた。

 

~~

ソンは復讐のために鎌をもって、揚水庁の門の前にいた。

門の中からテホが現れたとき、今にも襲い掛かろうとした時、世子が後ろからソンを押えつけた。

口を押えた世子が、

「復讐はだめだ!」

ソンへと言う。

しかし世子を押しのけてまだ行こうとするソンを、またも止める世子。

世子に乗りかかり、

「死にたいのか!?止めるな!」

と叫ぶソンに、

「友人を殺人犯にさせるわけにはいかない!」

と止める世子。

「復讐するのは正義ではない!そのために法があるのだ!」

掴みかかりながら諭す世子。

「正義!法!俺らみたいな白丁奴婢のような奴らを守ってくれるのか!」

鎌を振り上げた瞬間、その手を掴むチョンウン。

辛そうに、ソンを見つめる世子。

「離してください。」

チョンウンに言った世子。(世子は師友のチョンウンには丁寧語を使います。)

それでも離さないチョンウンに

「離せ!」

命令口調で言う世子。

「悪かった・・。全部私の間違いのせいだ・・。

私が裁判に干渉すべきではなかったのに・・。本当にすまない。」

目に涙を浮かべながらそう話す世子。

その世子に、

「もう参りましょう。」

チョンウンが言う。

「私が父親の理不尽な死を晴らすまで、少し待っていてくれ。」

世子の言葉に、

「お前がなんだってんだ!お前が何だから待たなきゃならないんだ!」

泣き叫ぶソン。

鎌を振り上げるソンに、

「私は・・・」

目に涙を浮かべて話そうとする世子。

その瞬間、

「身分を明かしてはなりません!」

チョンウンが言うが、

「この国の、世子だ。」

ソンの真剣な目を、真剣に見つめて言った。

「世子?お前が世子だと?」

まだ恨み一杯の目で叫ぶソンに、懐から玉碑(オクベ)を取り出して見せる世子。

 

力が抜けたように、その玉碑(オクベ)を見つめるソンが

「邸下のせいです・・。邸下のせいで私の父が死んだのです。」

頭を下げたまま、静かに言った。

「邸下のせいです!!」

鎌を振り上げたソンにも、すまない・・とだけ、涙を浮かべたまま言う世子に、ついに鎌を落とすソン。

 

父を想って泣き叫ぶソンの前に、ただただ、世子は涙を浮かべた。

 

~~

「今まで何処へ行っていたのだ?」

テモクがファグンに聞いた。

浮かない顔で黙ったまま座っているファグン。

「どうやって世子の顔を知ったのだ?」

その声に、目を上げたファグンに、

「世子の顔を知っているというのは本当だったようだな・・。」

テモクが言った。

そこへ、ゴンが入ってきて、世子を探し出したが、二人の男と一緒にいると報告をした。

「世子だな?」

テモクが薄気味悪い笑みを浮かべてファグンに聞く。

黙ったままのファグンを見ると、

「そうなのだな?

今すぐに私のところへ世子を連れてこい。」

そう言って、ゴンへと命じた。

「世子邸下を、殺されるのですか?」

ファグンがようやく口を開いた。

~~

揚水庁を調査することを王に伝えるとともに、ソンの父の殺人も伝えるから安心せよとソンに伝える世子。

「は・・は・・は・・はい。

邸下・・。

こ・・こ・・これを・・・」

落ち着いたソン。震える声で世子を見ぬ様顔を下げたまま、先程渡された玉碑(オクベ)を返そうと差し出すと、

「約束が果たされるまで、持っていなさい。私がお前の父の死の仇をとったとき、返してもらおう。」

世子が優しく笑った。

それを見ていたチョンウンがさすがに「邸下・・」止めようとしたが、

「禁軍別将(クングンピョルジャン)はいつ来るのですか?」

誤魔化すように話を変えた世子。

そっと、扉をチョンウンが開け、皆が出てきた次の瞬間。
辺首会の刺客たちが四方を囲み、屋根の上からも矢を構え、三人を取り囲んだ。

 

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ついつい、全文を訳したくなって・・(笑)時間がかかる!!(´・ω・`)

 

誰かこれから見る人の参考になれば幸いです~♪(*´艸`*)とっても面白いです!!

 

ただ、クルミと比べちゃうからでしょうが、のあ的には、ストーリーは面白いのに、場面構図が綺麗なクルミと違って、ちょっと惜しいな・・とも思っちゃいます(*ノω・*)何様ですが・・(苦笑)

あと。人物がとにかく覚えにくいんだけど・・・なんでだろう?あ、よくある出てきた人の横に、役職と名前がないから?

う~~ん・・・

 

もうこれ以上新しい人物でないでほしいけどまだ主要キャストだけでも、これからも出そうですね(笑)

5話の前に小説訳挟みます~♪ではでは゜+*:.(●’v`*pq)