約1年ぶりのブログ!
オーストリア旅行記とタイトルしてるのに
観劇感想続きだな😅
今回はオーストリア関係でさえない、
宝塚歌劇花組大劇場公演
『アルカンシェル ~パリにかかる虹~』感想です。
パリが舞台だし、
「ヨーロッパからお届けジャンル」にしてるので、
ブログ最後に、かつてパリ旅行したときの写真貼っときます。
10数年前ですが😅
この公演でご贔屓の柚香光さん(れいちゃん)が
宝塚歌劇団を退団されます。
毎回涙無しには観られなさそう😭
昨日、大劇場初日翌日にマチソワした感想です。
↓↓重要なネタバレ有↓↓
(ついでにれいちゃん最近主演の別作品もネタバレ有)
初見はビジュアルに打ちのめされがちなので
まず「贔屓れいちゃんの刈り上げ」に釘付けでした😂
そして取り調べシーン!
痛めつけられるの上手すぎれいちゃんが
最後の公演でも見られて感動✨
紅羽真希さんに髪グワシってされてて、
これから毎日で毛根大丈夫か💦とちょっと心配に…
痛そうに見せて実は痛くない絶妙な加減なのだろう。
有難くも一度ss席に座れて、
終盤レジスタンス場面で男役5人が銀鏡に走ってきて
れいちゃんが近くでシャキーンて構えてポーズしたとき、
長い銃じゃなくてピストルだし
音楽の感じも相まって(スパイファミリー好きなのもあって)
スパイみたいー!とテンション上がった。
れいちゃんの生ピアノ演奏も再度見られるとは!
レビューシーンも多くて嬉しい!!
黒燕尾にジャズにラテンに✨
レビューって宝塚独自の文化ってイメージが強いけど、
元々はパリの大衆文化を輸入して発展したんだっけ?
宝塚歌劇の歴史に疎いから次回観劇までに
その辺の背景も検索しとこ。
レビュー以外の合唱シーンも圧巻✨
1幕ラストと2幕ラストにクライマックスを持ってくる
小池先生の演出やっぱ流石だな~
感極まって泣いてしまう😢
盆が回りまくるのも好き!
一本ものだけど二本立てを見終わったあとのような充実感✨
れいちゃんの歌う「たゆたえども沈まず」に何度もウルッとなりました。
二回目観劇ではあらすじ知ってるから、冒頭の歌唱でもう涙が…
現トップコンビと次期トップコンビの恋愛模様が多く描かれてた。
トップコンビ退団公演でそこに注力するからか、
下級生達の目立つ役は少なめだったのかな😢
退団する激かわ娘役、愛蘭みこちゃんと美里玲菜ちゃんは
もっとクローズアップしてほしかったな…
湖春ひめ花ちゃんの少年イヴ抜擢嬉しい✨可愛いし上手。
輝月ゆうまさんのコンラート流石だったな~
ナチスの非情さサイコパス感を体現してて
ほんと嫌な感じだった!(褒めてる)
れいちゃんのマルセルは
スターダンサー役に頭もげるほど納得だし、
まどかちゃんのカトリーヌは
看板歌手役ハマりまくり。
あの存在感は今だからこそなんだろうな。
れいまどの集大成という感じでした✨
話の内容としては、
まず、
まず言わせてください…
ジョルジュー!!
ソ連で?コンラートに銃殺刑をやらされて、
(もしかしたら同じフランス人の思想犯とかだったのかな…)
コンラートが元想い人カトリーヌを手籠めにしようとしたところを目撃し、
そのカトリーヌには「ドイツ兵の知り合いはいない」と切り捨てられ、
自らも愛する街パリの爆破に加担する状況に陥り…
極限だったのだろうな…
そしてあの役どころ(ジョルジュ)を、
二人だけの戦場であの役(ノヴァロ)をした
綺城ひか理さんが演るという…!(二人だけの戦場大好き)
二人だけの戦場では、
上官を撃ったシンクレアは
裁判にかけられ罰せられたけど、
ジョルジュはあの後どうなったのだろうか。
舞台だと、結果的にジョルジュのお陰でパリ爆破は阻止されたのだから、
情状酌量されていますように…
あと、
初めて観たとき、
フリッツもアルカンシェル側も
ナチスに内緒でジャズ演っちゃおうぜー☆とか
危ない橋を軽く渡るなーと思ってたけど、
ロベールが「俺らが軽く乗ったのも悪い」的なことをいってて
やっぱそうだよね、と思った(笑)
ジョルジュがしなくても観客のドイツ兵が誰か密告するだろう。
でも
それこそがリアルなのかもなぁ
平和な世の中に慣れている私達のような普通の民衆が、
戦闘もなく突然占領下に置かれたとき、
最初は、まあイケるだろ的な判断をしてしまうような気もする…
現代のウクライナ進行のときも思ったけど、
何気ないこの日常がどれだけ大事で脆くて尊いものか…
日本も平和が続く保障はどこにもないよな…
アルカンシェルはレビューが主軸にあるからか、
最後仲間のメインメンバー達は生きのびて
新しい未来に向かっていけるハッピーエンドだからか、
戦争をテーマにしてる割には
明るい作品だなという印象。
1幕ラストからは一気にシリアス度増したけど。
無血開城やドイツ軍の投降があって、
実際の戦闘は少なめだったからかな…?
と思い、
ここまで書いてからパリ占領やナチスのことをググってみると、
気分が悪くなってきた(;_;)
ドイツ軍人の恋人であるアネットは大丈夫だったのだろうか💦
パリ占領は未知だったので衝撃だし、
ナチスは少し知ってはいたけど収容所とか改めて調べると病む(;_;)
戦争の悲惨さや非常時の人間の下劣さを知る上で、
知っておくべき事なのかもしれないけど…
あまり歴史的背景をググりすぎると、
私は作品を見るのが辛くなりすぎそうだから、
ググりすぎないようにしようかな…
どのテーマに重きを置くかで
作品の重苦しさも変わってくるって事かな…
『パリは燃えているか』
『パリよ、永遠に』
とかの映画を見たら作品の理解深まるのかな。
泉まいら君が代役されてる、コルティッツ将軍は実在の人なのね。
敵側のはずの
フリッツのキャラクターにも救われてるよね。
軍人というよりは「普通のドイツ人」で在るフリッツ。
マルセルの言う「気が大きいから生き残る」の意味がよく分からなかったけど、
「気が大きい=小さな事を気にしない、度量が大きい」てことか。
確かにフリッツ、根がめちゃくちゃ明るくて前向きで器でかい感じした。
(ひとこちゃんの緻密な役作り大好き)
プログラムの小池先生や演者の皆さんのコメント読むと、
戦時下にはいるけど、
戦争自体を際立たせたいと言うよりは、
「困難な状況」を現すための題材ってことか。
「エンターテイメントの持つ力」が主題だから、
重苦しすぎない作風なのか、なるほど。
でも
まだ始まったばかりだから、
きっとこれからどんどん深化し進化していって、
また違う印象を受けるのかも✨
楽しみです!!!
2024年に生きるイヴが
「パリは80年後の今も美しい姿を残している」的なことを
言ってたけど、
ほんと花の都パリ残ってよかった!
石作りが多い西洋の建造物は寿命も長そうだし、
これからも残り続けると良いな✨
パリは、10数年前に友達と行った。
ほんとどこもかしこも絵になって
見所満載の街で二泊じゃ足りなかった。
今遠い東アジアからでも訪れて観光できるのも、
焼き尽くされなかったからだな…
ありがとうジョルジュ…(違
今もなのか分からないけど、
夜にはシャイニングエッフェル塔になって綺麗だった✨
アルカンシェル舞台のエッフェル塔も光ってて、思い出された。
パリ、また行きたいな。