GPZ900R | あくまでここだけの話ですので

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個人的なつぶやき部屋
誰かに見てもらおうなんて思ってないんで

言わずと知れた「ニンジャ」の元祖でございます

 

Z1以来、空冷エンジンに拘ってきたカワサキですが、1984年にようやく水冷エンジンを投入してきました

(正確には、初の水冷エンジンはZ1300らしい)。

 

当時、バイクでは珍しいサイドカムチェーン

サイドにもっていくことで「壁」が1つ分少なくなるので横幅はコンパクトに。

しかし左側もってきたせいで、雨が降っている時にサイドスタンドかけると1番のプラグホールが水没なんてことに(笑)

後期型では水抜きの穴が追加されたそうです。

 

 

ダイヤモンドフレームを採用

ダウンチューブを廃止してエンジンをフレームの一部として剛性を確保・・・・するハズだったが、明らかにエンジンパワーに負けてる感じ。。

 

900Rとありますが、正確な排気量は908cc。

115ps・8.7kg-m、車重228kgで最高速度は250km出たとか。

A8型からの日本仕様では自主規制により86psに下げられています。

夏場はオーバーヒートのトラブルも多かった。

 

 

今は亡き友人が乗っていたので、何度か乗らしてもらいました

A1の初期型だったのでフロントは16インチ(A7から17インチ)。

まだ「Ninja」のロゴもなく、ネーミングもGPz900Rと、Zの文字が小さいです。

いちおう z=空冷 Z=水冷 らしいですが、これは後付けなんでしょうかね?

 

良くも悪くもカワサキらしく荒々しい乗り心地。

排気量にしてはエンジンがスリムだったので、大型車に乗っているといった感覚はありません、

押せばクソ重いですが(笑)

ポジションはハドルが遠く前傾姿勢でステップは前気味と、なんとも中途半端です。

シート高は低く、177cmの自分では両足ベッタリ。

クラッチも当初は油圧だったので、かなり重かった。

何故かラバーマウントされていないエンジンは振動が激しくて、高速道路ではミラーはほぼ使い物になりませぬ(ー_ー;)

 

このNinjaは海外仕様だったのでフルパワー、メーターもフルスケールでした。

旧型といってもフルスペックNinja、自分の乗っていたVFRでは加速で足元にも及びませぬ。

しかし、あくまでツアラーなのでコーナーは曲がらなかったですねぇ〜

もちろん、奥多摩ではVFRがぶっち切りです(笑)

 

 

何にしても、このバイクが有名になったのが映画「TOP GUN」でしょう

いや〜 この時は美容師やってましたがマジで欲しかったですよ。。

 

このNinjaはA2型でしょうかね。

いわゆる「トップガンカラー」といういやつで、900Rのカタログには無い色です。

自分の記憶ではGPZ750Rがこの色だったような気がします。

 

当時、カワサキから映画での「乗り方」についてクレームがついたらしく、本来タンクにある「KAWASAKI」の文字がステッカーで消されています。

素手でノーヘルだから?(笑)

 

 

排ガス規制により日本向けはA12型で終了していますが、海外向けにはファイナルエディションのA16(2003年)まで製造されました。

A13型以降はマレーシア仕様のみ。マレーシアは排ガス規制が緩いんですかねぇ(笑)

 

今でもお気に入りなのがA13型限定イエロー

 

日本には300台ほどしか入らなかったらしいです。

現在、中古市場に出回っているものの大半は塗り直しているものと思われ、オリジナル塗装は希少でしょうね。

 

 

現在、カワサキのバイクはどいつもこいつも「Ninja」という名前がついています。

しかし、我々オジサン世代でNinjaといえばこいつしかないでしょう♪

ちなみに「ニンジャ」という名前はアメリカの販社が考えたらしいですね。