こんにちは。
昼前の吹雪の中、買い物に行って耳がちぎれるかと思いました
昨日は月に1度の気功体験会でした。
その帰り道で、ふと思い出したことがあります。
以前大阪で旦那ちゃんと気功療法のお店を構えていた時のことです。
お店に来られた方々から後継者について聞かれると、いつも「僕で終了。」と言っていました。気功についての知識は伝えられても、実技は個人で体得するしかなく、同じものを伝えることはできない、というのが理由です。すると、必ず!次に出る言葉がありました。
「奥さん毎日見てるから分かるやろ、奥さんにやらしたらええねん。」
私も気功に助けられたうちの一人です。気功がどんなに素晴らしいかよ~く知っています。もちろん、こんなスゴい気功を絶やしてはイケない!という気持ちもあります。なので、旦那ちゃんに指導を仰ぎ、気功の修行をした時期もあるんです…実は
でも、やってみるとよく分かります。旦那ちゃんが言うとおりなんです。気を操作するのはまさに体得するしかなく、感覚が掴めるかどうかにかかっています。そんな気に対する鋭い感性を、残念ながら私は持ち合わせておらず、結局気功は断念しました。途中で断念する後ろめたさと、何がしたいのかハッキリしないもどかしさで、自分をずっと責めていました。
そんな事は皆さんご存じないので、気功に携わらない私へのお叱りを、ただ悲しく聞いていました。
それから数年たった今の私なら、こう答えます。
「気功は私の道ではありません。私は私の道を進みます」
もちろん気功に対する畏敬の念はあります。
ただ、旦那ちゃんの気功をずっと間近で見てきました。気功に欠かせないこの研ぎ澄ました感覚を維持するため、今でも旦那ちゃんは毎日ストイックな修練を重ねています…まさに「修行」本人は好きでしているので楽しんでいますが、簡単に真似できるものではありません。
これは旦那ちゃんの「道」なんだなぁ、とつくづく感じます。
そして、私もタロットを通して、占いという自分の道をようやく見つけました
自分の道が見つかると、湧き上がる情熱、突き進む力、拡がる意識-まさに無限の力を感じます。
旦那ちゃんは気功で癒やす道。
私は占いで癒やす道。
それぞれの道を、顔を上げて、胸を張って、堂々と歩みます。
優しく輝く星空を眺めながら、ふと思い出した話です
たちばな乃亜