[ロンドン観光]交通事情は?地下鉄・バス・タクシーの乗り方を徹底解説
地下鉄/チューブ(Tube/Underground)
ロンドンではチューブと呼ばれています。街を歩いていると赤い丸に青い棒が乗ったようなデザインの"Underground"マークが至る所にみられます。
チューブはロンドンでの主要交通手段です。メリットは何より速くて便利なところですが、バスよりも運賃が高いのがデメリットです。主要な観光スポットへは地下鉄だけで大体どこへでもいくことができます。
治安
パリやニューヨークの地下鉄と比較して、あまり悪い評判は聞きません。
とはいえ、世界有数の観光地であり、日本よりもスリや盗難の件数は高くなっているため手荷物の管理には十分注意する必要があります。
また、深夜などは人が一気に減るためできるだけ地下鉄やバスの利用は避け、タクシーを利用した方が良いかもしれません。
運賃と支払い方法
運賃の支払い方法は三種類あります。しかし、運賃が割引されること、バスでは現金が利用不可能であることから圧倒的にオイスターカードを利用するのがおすすめです。
- オイスターカード
- オイスターカードは地下鉄の駅構内に置かれている自動券売機や窓口で購入可能です。
- デポジットとして£5かかりますが、帰国の際に駅の券売機や窓口で返金手続きを行うことでデポジットは戻ってきます。
- また、他の国で難しいことも多いオイスターカード購入にもクレジットカードが利用可能です。
- 切符
- 切符をその都度購入することももちろん可能です。
- 切符も同じように地下鉄の駅構内にある券売機で購入可能です。切符には大きく二つ、その都度購入するものまたは乗り放題チケットがあります。
- 片道・往復切符(Single/ Return)
- 運賃は利用範囲によって異なりますが、こちらを券売機で購入するよりもコンタクトレス決済を直接利用した方が運賃が安くなるようです。
- 切符購入時にもクレジットカードの利用が可能です。
- こちらのサイト(英語)で、片道の運賃をしらべることができます。
- 乗り放題チケット(Travel Card)
- 1日乗り放題や7日間乗り放題などをゾーンごとに選ぶことができます。
- ロンドン市内は、ゾーン1、ゾーン2のように区切られていて、トラベルカードはその適用範囲によって価格が異なります。
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トラベルカードについての詳細はこちらのサイト(英語)を参照してください
- コンタクトレス決済
- コンタクトレス決済を直接改札でタップして地下鉄に乗ることもできます。
- Visa, Master だけでなく、アメックスなどもコンタクトレスに対応していれば使用が可能です。
- 加えて、Apple PayやGoogleペイなどのモバイル決済もコンタクトレスであればもちろん使用が可能です。
バス/ダブルデッカー
ロンドンといえばあの赤い二階建てバスというイメージがありませんか。ロンドンにきたら是非あのバスに乗りたいという人も多いのではないでしょうか。
ロンドンバスの魅力は見た目の可愛さだけでなく、運賃の安さや便利さが挙げられます。
一方で、現金で運賃の支払いができないため、観光に訪れた方々は注意が必要です。また、オイスターカードのトップアップもバスではできません。
運賃と支払い方法
運賃の支払いは、地下鉄と同じオイスターカードまたは、コンタクトレス決済です。どちらもバスに乗ってすぐにある黄色い機械にタッチして支払います。
運賃は(2023年12月現在)一律£1.75となっています。それに加えて、1日の上限が£5.25、週の上限が£24.7という制度もあり非常にお得です。
また、10歳までは無料で利用することもできます。
注意点
- 現金での支払いができない
- 運賃のところでも指摘した通り、オイスターカードもしくはクレジットカード・Apple Payなどのコンタクトレス決済のみが使用できます。クレジットカードにWi-Fiマークのようなマークがない人は事前にオイスターカードを手に入れておきましょう。
- オイスターカードのチャージ(トップアップ)はバスでできない
- 日本のバスのようにバス内でのチャージができません。オイスターカードを使ってバスに乗車するときには、事前にチャージをしておきましょう。
- 乗車するバスが近づいてきたら手を上げて止める必要がある
- バス停に人が立っているだけではバスはとまってくれません。頻繁に道路の様子を確認してバスが来るのに備えましょう。
- 前乗り、運賃先払い
- オイスターカードまたはコンタクトレスで運転手の前で支払いを済ませます。支払いを済ませたら速やかに席につきましょう。
タクシー
タクシーは配車アプリを通して呼ぶ、流しのブラックキャブを捕まえるという二通りの乗り方があります。
タクシーで呼ぶ場合は、圧倒的に運賃は抑えられることが魅力である一方、ブラックキャブはロンドンならではのプロフェッショナルなサービスを受けることができる点が魅力です。
配車アプリ(Bolt/Uber)
イギリスでは、その他のヨーロッパと同じようにBolt, Uber の両方がよく利用されています。
どちらもブラックキャブと比べて圧倒的に運賃が安価なことが魅力です。
実際に利用する際には、アプリ内で場所や時間によって供給状況が異なるため、両方のアプリをチェックしてから呼ぶのが良いでしょう。
ブラックキャブ
ロンドンブラックキャブの魅力は、なんと言ってもそのプロフェッショナルなサービスです。
ロンドンのブラックキャブの運転手として認定されるためには、非常に難しい試験をクリアしなければなりません。その試験では、運転技能だけでなく、ロンドンの地理について非常に細かく問われます。したがって、ブラックキャブでは行き先を伝えただけで最も簡単な道順で向かってくれます。
また、運賃はメーター制なのも安心です。
まとめ
地下鉄(チューブ)は速くて便利なところがメリットである一方、バスはロンドンらしさを味わえることや安価であることなどがメリットとしてあげられます。ブラックキャブもロンドンを代表する交通手段でロンドンらしいサービスを受けられることが魅力です。
それぞれの乗り方をマスターしてロンドン観光を楽しんでください![]()