つわりの代表的な症状の1つ、胸焼け
「つわりは一時的なもの」とか、「必ず終わりがある」とか、なんとか自分を励ましてやり過ごしている方は多いと思います。
私もそうでした。
たしかにつわりは妊娠中期に入ると落ち着く人が多いです
しかしながら、中には後期になってもつわりが治まらない人もいます。
また、つわりは治まっても、妊娠中にはつわり以外にも悩ましい身体のトラブルが色々と発生する可能性があるのです
妊娠後期の胸焼けも、その1つ。
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安全な妊娠・出産に関する国際的権威であるデニス女史が著書の中で、妊娠中の胸焼けについてご説明されています。
― 胸焼け、消化不良、胃酸逆流が妊娠後期に起こり得ます。それは、胃の入り口の弁を弛緩させるプロゲステロンというホルモンの影響で、少量の酸が食道へ上がってきたり、みぞおち辺りのヒリヒリするような痛みを引き起こしたりするためです。
胸焼けは妊娠初期のつわりに付随して起こることもあります。
胎児が大きい場合、逆子の場合、多胎妊娠の場合には、横隔膜の底部への圧迫により症状がより酷くなるかもしれません。
(筆者エミ訳)
Denise Tiran 『Have a Happy Pregnancy』(2011, Hodder & Stoughton)
ISBN-10: 1444100963
ISBN-13: 978-1444100969
Have a Happy Pregnancy (Teach Yourself)/Hodder & Stoughton
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妊娠後期に胸焼けがするかもしれない理由、なるほどと納得してしまいますよね
つわりは時期が過ぎればラクになる、それは一理あります。
しかしながら、つわりさえ乗り切ったらもう何もトラブルはない、というわけではないのです
決して脅したいわけではありません。
予め知ることで気持ちの準備が出来ていれば、より上手く対処できると思うのです。
それに、例えば上記のような理由での妊娠後期の胸焼けにも、必ず治まるときが来ます。
つわり対策として用意したシーバンドや生姜キャンディー等、つわりが落ち着いてからも、念のためいつでもまた使える状態にしておいたら安心かもしれません