今振り返ると、私の妻は第一子を妊娠した時、妊娠悪阻になる寸前、重度のつわりだったと思います。1日に何回も吐き、食べ物や飲み物もほとんど摂れず、外に出ることすらできなかったので。
ただ今回はありがたいことに、吐くまでに至っていないですし、食べ物も食べられないこともありますが、いまだに家事や育児、仕事までこなしてくれているので、おそらく軽度~中等度でしょう。
by LeonArts.at
もしあなたの奥様のつわりが、今とてもひどい場合、早めに対処することがとても重要です。それが、奥様だけではなく、お腹の中の赤ちゃんを守ることにも繋がるからです。
特に、「妊娠悪阻」と呼ばれる深刻な状態にまで陥っている場合、どれだけ早く適切な医療処置を施すかで、大きく差が生まれてきます。早めに病院へ行き、点滴で水分やミネラル、ビタミンB1やB6などの栄養素を投与してもらえば、通常は数日入院するだけで退院できる場合がほとんどです。
妊娠悪阻の兆候
・5%以上の体重減少
・尿中ケトン体が陽性反応を示す
・一日に何回も嘔吐する
・24時間以上、何も口に入れることができない (水も含め、口に入れてもすぐ吐き出してしまう)
・24時間以上、何も口に入れることができない (水も含め、口に入れてもすぐ吐き出してしまう)
・尿が少なくなり、色が濃くなる
・口(唇)や目、肌が乾燥したようになる
つわりと妊娠悪阻の違い
以下は、世界最大の妊娠悪阻の草の根ネットワーク「HER財団」のパンフレットをもとに記載します。
尚、つわりは妊娠の正常で健康的な症状の一つですが、妊娠悪阻はつわりではありません。
つわり
以下は、世界最大の妊娠悪阻の草の根ネットワーク「HER財団」のパンフレットをもとに記載します。
尚、つわりは妊娠の正常で健康的な症状の一つですが、妊娠悪阻はつわりではありません。
つわり
1. 体重が減ったとしてもわずかだけで、推奨体重まで戻ります。
2. ほとんど毎日食べたり飲んだりできないほどではないが、吐き気や嘔吐がある。処方薬や点滴はめったに必要とされない。
3. 時折嘔吐する。吐き気はあまりにひどいほどではない。ひどく不快になるかもしれないが、健康へのリスクは最小限で止まる。
4. 特に妊娠14週以降、食事やライフスタイルの変更で、だいぶ楽になる。
5. 妊娠14週までにしばしば楽に感じるようになる。けれど、時々吐き気を催すかもしれない。
6. ほとんどの日で、仕事や家事を行なえる。けれど、特に妊娠初期は疲労と吐き気のせいでそれらをするのがとても困難になる。
7. ひどいまたは長期にわたる感情的なトラブルや社会活動の低下に少しだけ直面するかもしれない。
8. つわりのせいで健康的な問題を経験する赤ちゃんは、いたとしても少数。
妊娠悪阻
1. 2~9kg以上減量し(妊娠前の体重の5%より多く)、十分に体重が増えないかもしれない。
2. 食べたり飲んだりできないほどの吐き気や嘔吐がある。特に治療を行なわなかった場合、脱水や栄養失調にしばしば陥る。
3. 頻繁に吐き気を催したり嘔吐したりする。特に無処置のままでいると、胆汁や血を吐くことがある。吐き気は深刻になりえて、継続的で、とても衰弱する。
4. 薬の投与や点滴のような医療処置が必要となる。時々栄養的な治療も必要とされる。
5. 妊娠中期までに時々気分が良くなるようになる。けれど、妊娠期間を通じて吐く場合もある。
6. 何週間や何ヶ月もの間、動けないこともある。単純な家事・雑用や、シャワーを浴びたり運転したりするような自分の世話もできない場合がある。
7. 隔離、衰弱、そして悲惨な状況のせいで、不安や落ち込み、分娩後のうつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の危険性が高まる。
8. 赤ちゃんの健康への長期的な影響だけでなく、成長の制限や未熟児のリスクが高まる。