旅行代理店という仕事は、お客様の楽しいひと時を提供出来るように、期待に応えなければならないというイメージがあります。
どういった仕事なのでしょうか。
名前：Iさん
年齢：３7歳
性別：女性
最終学歴：大卒
勤務地：東京
勤務年数：2年
”旅行代理店”
『weblio辞書』
以下・・・挨拶などは省略しています。
Y（ユメオ）
I（Iさん）
Y「何故旅行代理店という仕事に就いたのですか？」
I「大学時代に雑誌がきっかけで、旅行にハマりました。」
「お金の事情で主に国内中心ですが、北は北海道南は沖縄まで旅行に行きました」
「旅行は基本一人です。誰にも気を使う必要なく一人旅を満喫して、どうせなら好きな旅行を仕事にしたいと考え旅行代理店の仕事を選びました」
Y「普段はどのような仕事をしているんですか？」
I「主に来店、電話、ネット予約されたお客様の対応やツアーの予約を行っています」
「また、希望に合わせてオプショナルツアーを紹介したりホテルや飛行機の時間を変更しオリジナルツアーを作成してお客様にご案内しました」
Y「お客様の希望に合わせたプランを提案するのは面白そうですね」
I「はい、お客様の希望するツアーをご案内できた時は嬉しかったです」
「私はハワイを担当していたため、ハネムーン利用のお客様が多くいらっしゃいました」
「そのためツアー内容もこだわる方が多く、ホテルの詳細を聞かれたり現地情報を聞かれることも多くありました」
Y「やりがいを感じる部分はありますか？」
I「お客様の欲している情報を伝え一緒にツアーを作り上げ、そのツアーに満足していただけることが何よりのやりがいでした」
「たまに帰国後にお礼のメールをいただけることがあり、そんな時にはお客様とのやりとりを思い出して楽しい旅となってよかったと、私も嬉しく感じました」
「自分が旅する訳ではないのに一緒に旅を作り上げていくため、あたかも自分が旅行するような感覚になることもあり、実際に楽しまれたお客様の声を聞くと自分も嬉しくなりました」
Y「大変な部分はありますか？」
I「繁忙期はとにかく時間が足りず、常に電話が鳴りっぱなしの状態でした」
「飛行機やホテルの予約が取れずにお断りする場合も多く、また別の地域を紹介することもありました」
「一番困るのは、どこでもいいから旅行に行きたいというお客様の対応」
「繁忙期は世界中どこも予約が取りにくいため、行ける可能性のある地域のツアーを一つ一つ調べてはご案内しました」
「やっと予約できるツアーが見つかっても興味がないとか予算オーバーで別のツアーを探してほしいと言われ、一人のお客様に何時間も費やしたこともありました」
「それで結局予約せず他社に流れてしまったときにはとても悔しかったです」
「ツアーは世界中様々な地域を対象にしているため、行き先が決まっていないと無数に案内できてしまい逆に大変でした」
Y「お客様を喜ばせる事が出来る反面、お客様に振り回される時間も多いのですね」
「ストレスも感じたのではないですか？」
I「電話が鳴り続けるのが一番のストレスでした。どんどん抱える仕事が増えていき、鳴り止まない電話に焦りました。繁忙期は休日にしっかり休んで心身ともにリラックスすることを心がけました」
Y「どういう方が旅行代理店にに向いていると思いますか？」
I「旅行好きが集まる仕事です。旅行好きにはたまりません」
「仕事をしながら自分も行った気分になれるのが旅行代理店の魅力です」
お客様を喜ばせる事が出来る反面、１人のお客様に費やす時間も膨大な為仕事量は多いのかもしれません。
とはいえ、自分も行った気になれるというのは日々の仕事を頑張っている証拠だと思いますよ！
基本DATA（平均）
勤務時間：１０時～１９時
残業時間：２０～３０時間/月
給料：１９万（手取り）
賞与：３０万/年２回
年収：３００万円
繁忙期：夏休みと年末年始。世間が長期休暇時期は旅行に行く人が増える為。
※上記データはIさんのデータとなります。
全ての旅行代理店さんが上記内容ではありません。
