何を優先して候補地を絞るかは、人によってそれぞれだと思い
ますが、私の場合は下記のようなことを考えていました。

・既存の原発から遠いこと
・公立教育に期待できること
・ある程度発達した都市の近く

という探していた条件に合致することと、大事なことがもう一点。

トラックや貨物による流通の状況です。

私はガイガーカウンターで地元墨田区の線量を測っていた4月頃、
国道6号線上の線量が、妙に安定して高いことに気がつきました。
この6号線は、ずっと進むといわき市の検問で止まります。
のちに車のエアフィルターで空間線量を測る手法が報道されて、
合点が行きました。長距離トラックが運んでいたのです。

新幹線が九州から青森まで大都市をつないでいるように、トラック
にも大動脈があり、新幹線とほぼ同じ線を描いています。
四国はその大動脈から分岐して外れた所にあるので、
流通経費をを最小に抑えるための市場の自然な動きとして、
あらゆるモノにおいて、四国産の割合が高いです。

政府や東電が嘘を付いても、経済は嘘をつきません。

沖縄で関東の野菜が売られていることが話題になっていましたが、
以前と比べて極端に状況が変わった訳ではないと思います。
沖縄への流通の幹線は、鹿児島まで陸路で行った後の船便です。
以前から関東の野菜は売られています。
去年2月に訪れた際もそうでした。

また、距離は遠くても小笠原などは、流通が東京の竹芝桟橋から
出ている船便のみですので、商品はほとんど全て東京のもので
あることなど、わかりやすい逆の例だと思います。

そんなわけで、四国は地産地消の割合が高いのです。
次のエントリで、野菜について書きます。