止む事のない雨。
雨が止まないから、今日の体育は中止だ。
私は、深いため息をついた。
ため息をついたのは、雨のせいじゃない・・・。
「恵美~!会いに来てやったぜ!」
廊下から聞こえる明るい声。
私の嫌いな声。
苦手で苦手で・・・私の世界を狂わせるその声。
私は無視してるけど、無視するとこっちまでわざわざ来る。
そういう所も、苛々してしょうがない。
「無視すんなよ!」
その人は、また今日もここに来る。
来ないでよ・・・あっち行って・・・。
そういっても、どうせ聞いてくれないと思うけど・・・。
「・・・・しつこいよ・・・」
私は、それだけ言って教室を出ようとした。
この人といると、落ち着かないの。
彼は、ある日急に私に話しかけてきたの。
そう、ちょうど先輩が告白されたあの日・・・。
