今年最後の新空手。今年のはじめに、息子と初詣にいったときに、小さなダルマを買いました。
今年の1月に、はじめて新空手に挑戦することを決めていたので、
「勝てたら片目を塗ろうね」と軽い気持ちの願掛けでした。
初挑戦では1勝は出来たのですが、本人は「優勝できる」と思えたのか、
ダルマの目は、「次に出て優勝したときにするよ・・」と塗られることはありませんでした。
それから半年、建武館の大会で優勝することができ、
その勢いで7月の新空手に再挑戦。
準優勝まで漕ぎつけました。
次こそは・・と9月の大会に望んだところ、まさかの一回戦敗退・・・。
なかなか難しいもんです。
本人は今年最後になる11月の今大会へのエントリーは少し躊躇していました。
無理矢理出場させるのも嫌ですが、ここは少し背中を押さないと・・と思い
「今年は、ずっと頑張ってきて、あと少しのところまで来ているんだから、ここで逃げちゃダメだ」
と話して出場を決意しました。
親としても、背中を押した以上は・・と、
親子での練習時間をいつもより多くつくりました。
家だけの練習では思い切ってできないので
近くの体育館まで行ったり、
わざわざ新宿のスポーツセンターまで行ったり。
もちろん、道場でも普段の稽古以外に、試合用の稽古もつけてもらいました。
私の目から見て、技術的には優勝できるレベルまではきています。
あとは、当日、実力を出せるか・・です。
大人と違って、子供は気分が乗っていたり、
自信を無くしたり・・で結果が大きく左右します。
特に息子は誰に似たのかナイーブで、自信が無い時は実力の半分も出せません。
今回は「大丈夫、絶対優勝できるよ!」と「優勝」という言葉を沢山くり返し
目標を明確に頭に植え付けたつもりでした。
が・・・それが裏目に出ます。
一回戦から、試合前にプレッシャーと不安からか、
いつもの動きが出せません。
技ありをとられてもおかしくないようなハイキックを中盤に貰ってしまいます。
判定まで行ったら、絶対負け・・というラスト2秒で、
ガムシャラに出したハイキックが当たり、「技あり」をもらうことができて、大逆転勝ち。
ほんとに「ラッキー」の一言でした。
これでノッてくれるだろうと思ったところ、
準決勝前で、また不安顔。
今度の相手は左ハイが得意な選手だということで、
不安で不安でしょうがないとのこと。
どうも「優勝しなきゃ」ということがプレッシャーになりすぎて、
負けたらどうしよう・・ということが一番に頭に浮かんでくるようです。
準決勝の20分前くらいに、何も考えることができなくなるくらい、
ミットを持ってしごきました。
会場で、泣きながらミットを蹴る息子・・・。
周りから見たら虐待とも取れるような指導だったかもしれません。
とにかく「左ハイ貰いたくないなら、右手を一回も下げるな。右のパンチは打たなくてもいい。絶対にガードを下げるな」と。
しかし、不安なうえに、親に怒鳴られてパニックになった息子は、涙が止まりません。
泣きじゃくったまま面をつけて、試合に挑みます。
最後に私ができた助言は一つだけでした。
「名前が呼ばれて入場するときに、これ以上ない大きな声で返事しなさい」と。
内心、こういう不安で頭がいっぱいで、泣いてしまったら、勝負にならないだろうと諦めていました。
何も出来ずに負けちゃうだろうな・・と。
しかし、言われたとおりに、大きな声で「押忍!」と返事し、入場しました。
驚いたことに、開始から右のガードを降ろしません。
試合直前に言ったことを実行できています。
近距離の戦いでも、蹴りの距離の戦いでもガードを落とすことはありませんでした。
左のハイキックさえ注意すれば、息子のほうが技の引き出しが多いので、
僅差でしたが、判定勝ちを納めました。
戻ってくると満面の笑み。
そして「ガード下げなかったよ!」と元気に報告してくれました。
決勝は、この日一番の動きをして、見事1本勝ちで念願の優勝を決めました。
たかが新空手の一つのトーナメンでの一日を
ドラマ仕立てで大袈裟に書いていますが、
我が家の中では大きな一日でした。
不安でしょうがない息子を優しく勇気づける方法もあったかもしれませんが、
私には、直前にしごいて、しごいて、送り出すことしかできませんでした。
それが教育的に良かったかは自分でも疑問です。
でも、あの状態から、教えたことを実行して勝利をしたことで、
何かを一つ乗り越えてくれた気がします。
内容的には、褒められる試合は少なかったし、
かなり運が良いトーナメントでした。
初戦で、技ありを取られなかったこと、
闇雲に出したハイが当たってくれたこと、
過去に負けている強豪が、今大会に出場していなかったこと・・・。
かなり運に味方してもらえたかもしれません。
それでも、結果として「優勝した」という実績を残すことができました。
家に帰って息子はダルマに笑顔の目を入れていました。
今年の1月に、はじめて新空手に挑戦することを決めていたので、
「勝てたら片目を塗ろうね」と軽い気持ちの願掛けでした。
初挑戦では1勝は出来たのですが、本人は「優勝できる」と思えたのか、
ダルマの目は、「次に出て優勝したときにするよ・・」と塗られることはありませんでした。
それから半年、建武館の大会で優勝することができ、
その勢いで7月の新空手に再挑戦。
準優勝まで漕ぎつけました。
次こそは・・と9月の大会に望んだところ、まさかの一回戦敗退・・・。
なかなか難しいもんです。
本人は今年最後になる11月の今大会へのエントリーは少し躊躇していました。
無理矢理出場させるのも嫌ですが、ここは少し背中を押さないと・・と思い
「今年は、ずっと頑張ってきて、あと少しのところまで来ているんだから、ここで逃げちゃダメだ」
と話して出場を決意しました。
親としても、背中を押した以上は・・と、
親子での練習時間をいつもより多くつくりました。
家だけの練習では思い切ってできないので
近くの体育館まで行ったり、
わざわざ新宿のスポーツセンターまで行ったり。
もちろん、道場でも普段の稽古以外に、試合用の稽古もつけてもらいました。
私の目から見て、技術的には優勝できるレベルまではきています。
あとは、当日、実力を出せるか・・です。
大人と違って、子供は気分が乗っていたり、
自信を無くしたり・・で結果が大きく左右します。
特に息子は誰に似たのかナイーブで、自信が無い時は実力の半分も出せません。
今回は「大丈夫、絶対優勝できるよ!」と「優勝」という言葉を沢山くり返し
目標を明確に頭に植え付けたつもりでした。
が・・・それが裏目に出ます。
一回戦から、試合前にプレッシャーと不安からか、
いつもの動きが出せません。
技ありをとられてもおかしくないようなハイキックを中盤に貰ってしまいます。
判定まで行ったら、絶対負け・・というラスト2秒で、
ガムシャラに出したハイキックが当たり、「技あり」をもらうことができて、大逆転勝ち。
ほんとに「ラッキー」の一言でした。
これでノッてくれるだろうと思ったところ、
準決勝前で、また不安顔。
今度の相手は左ハイが得意な選手だということで、
不安で不安でしょうがないとのこと。
どうも「優勝しなきゃ」ということがプレッシャーになりすぎて、
負けたらどうしよう・・ということが一番に頭に浮かんでくるようです。
準決勝の20分前くらいに、何も考えることができなくなるくらい、
ミットを持ってしごきました。
会場で、泣きながらミットを蹴る息子・・・。
周りから見たら虐待とも取れるような指導だったかもしれません。
とにかく「左ハイ貰いたくないなら、右手を一回も下げるな。右のパンチは打たなくてもいい。絶対にガードを下げるな」と。
しかし、不安なうえに、親に怒鳴られてパニックになった息子は、涙が止まりません。
泣きじゃくったまま面をつけて、試合に挑みます。
最後に私ができた助言は一つだけでした。
「名前が呼ばれて入場するときに、これ以上ない大きな声で返事しなさい」と。
内心、こういう不安で頭がいっぱいで、泣いてしまったら、勝負にならないだろうと諦めていました。
何も出来ずに負けちゃうだろうな・・と。
しかし、言われたとおりに、大きな声で「押忍!」と返事し、入場しました。
驚いたことに、開始から右のガードを降ろしません。
試合直前に言ったことを実行できています。
近距離の戦いでも、蹴りの距離の戦いでもガードを落とすことはありませんでした。
左のハイキックさえ注意すれば、息子のほうが技の引き出しが多いので、
僅差でしたが、判定勝ちを納めました。
戻ってくると満面の笑み。
そして「ガード下げなかったよ!」と元気に報告してくれました。
決勝は、この日一番の動きをして、見事1本勝ちで念願の優勝を決めました。
たかが新空手の一つのトーナメンでの一日を
ドラマ仕立てで大袈裟に書いていますが、
我が家の中では大きな一日でした。
不安でしょうがない息子を優しく勇気づける方法もあったかもしれませんが、
私には、直前にしごいて、しごいて、送り出すことしかできませんでした。
それが教育的に良かったかは自分でも疑問です。
でも、あの状態から、教えたことを実行して勝利をしたことで、
何かを一つ乗り越えてくれた気がします。
内容的には、褒められる試合は少なかったし、
かなり運が良いトーナメントでした。
初戦で、技ありを取られなかったこと、
闇雲に出したハイが当たってくれたこと、
過去に負けている強豪が、今大会に出場していなかったこと・・・。
かなり運に味方してもらえたかもしれません。
それでも、結果として「優勝した」という実績を残すことができました。
家に帰って息子はダルマに笑顔の目を入れていました。