私は、会社で雇用保険被保険者関係の事務をしています。外部委託をしている会社も多いようですが、我が社はすべて自社スタッフで行います。
私が前任者から引き継いだときには、「私も過去のファイル見ながらやってただけだから、詳しくはわかんないんだよね」という、なかなかヒドイ状態。そのさらに前任者もほぼ同じ状態。
そんな状態のところで、私がみつけたのは、厚生労働省ウェブサイト内に掲載されている「雇用保険に関する業務取扱要領」というものです。
これは、いわばハローワーク窓口係員の業務マニュアルです。
厚生労働省 雇用保険に関する業務取扱要領(平成30年2月5日以降)
(更新されるとURLが変わるようですので、Googleなどで「雇用保険に関する業務取扱要領」と検索して常に最新版をみるようにしたほうがいいかもしれません)
通常の記入方法はもちろん、
「~欄は空白でも受理して差し支えない」
「郵送による手続きで、返信用封筒の料金(切手)が不足している場合には、手続きが遅れることによる被保険者の不利益を避けるため、ハローワーク負担で送付することとし、次回から注意するよう指導するリーフレットを同封する等すること」
みたいなことがいろいろ書いてあります。
(料金不足は私もやってしまったことがあります。すいません・・・。「要領」通り、注意書きが1枚入っていました。)
本屋にいけば、いろいろな「事務が分かる本」みたいな書籍が発売されていますが、雇用保険被保険者関係については、この「要領」を参照すれば事足ります。無料だし。
なぜ、このようなものが一般にみれる状態になっているのかわかりませんが、担当者としては大変参考になります。
ちなみに、厚生労働省ウェブサイト内には、ちゃんと会社の事務担当者向けの「手引き」も公開してあります。
厚生労働省 雇用保険事務手続きの手引き
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131698.html
また、各労働局で独自の手引冊子を作っている場合もあります。ハローワークに置いてあったりしますので、それを参照するのもよいでしょう。
しかし、業務に慣れてきたら、役に立つのはやはり最初の「雇用保険に関する業務取扱要領」ですね。