今年1月から、m570tのチャタリングに悩まされていました。そのままズルズルとだましだまし使っていたのですが、一念発起して、何らかのアクションを起こすことにしました。
新しいのを買うか、ダメ元で自分で修理してみるか。
検索していたところ、上記の記事を見つけました。よく出てくる「スイッチ交換」は敷居が高くて手が出せませんが、この方法なら私にもできそうです。簡単に言うと、ドライバーでネジをあけて、当該部品にスプレーを吹きかけて、またネジをとじるだけです。
上記ブログを参考に、ダメ元でやってみることにしました。
さっそく必要な道具を買ってきます。
まずは、トルクスネジを開けるドライバー。「T6」というものが必要とのことです。単品で800円台。他のモノもセットになったものが1000円くらい。今後、他の場面でも使いそうなので、後者を購入します。
そして接点復活剤です。参考ブログでは「KURE コンタクトスプレー」を用いていますが、それは見当たらず。代わりに同社の「接点復活スプレー」という、その名通りの商品があったので、それを購入しました。これが約500円です。
材料費としては、上記の合計約1500円です。ネットで買えば、もう少し安くなるでしょう。
まずは、マウス底面のネジを5箇所外します。
1箇所は初めから露出しています。
3箇所は滑り止めのゴムの下に、最後の1箇所は乾電池を入れる部分のシールの下に隠されています。
買ってきたドライバーのサイズが気持ちよくネジ頭に合致。5つ取り終えて基盤を露出させます。
当該の左クリック部品を発見。ここに接点復活スプレーを吹きかけます(この作業は屋外で)。うまい具合にその部分だけにかかったので、爪楊枝でボタンを連打し、内部に行き渡るようにします。
なかなか乾かなかったので、綿棒で液を吸って右クリック部分にも移して連打してみました(意味ある?)。
ちょっと乾きが甘かったけども、電池を入れて使ってみます。
するとどうでしょう。問題は解消されましたよ。あのチャタリング現象は無くなったように感じます。
この状態がどれだけ持続するのかわかりませんが、一時的なその場しのぎとしては十分です。
ちなみに作業工程にかかった時間は約20分くらいです。こういった作業に慣れている方はもっと短くなるはずです。
ゴムやシールを剥がしてまで分解する、という作業に抵抗はあると思いますし、何があっても自己責任になりますが、「どうせ捨てるしかないのだから」と開き直って、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
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<追記 2018年1月>
8ヶ月ほど経過すると、再度チャタリングが発生しました。
今回は接点復活スプレーでも直らず。
あきらめて新しいものを購入しました。