先日、高尾山の表参道コースを歩きまして、良い運動になったので、山歩きに興味が出てきました。
ネットで初心者向けの山がないかと検索。
交通の便など考えて、筑波山に決定。
コースがいろいろあるようですが、「きつくない」と書いてあった、つつじヶ丘から女体山を登る「おたつ石コース」に決定。
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つくばエクスプレスの終点つくば駅から、関東鉄道のシャトルバスが出ています。
ICカードは使えませんでしたが、なんと9月26日から使えるようになるそうです。
終点のつつじヶ丘までは片道870円です。路線バスの感覚でいたので「高い・・・」と思いましたが、乗車時間約50分というアナウンスを聞いて納得。
停留所は、筑波山周辺にある「沼田」「筑波山神社入り口」「つつじが丘」の3つだけです。
「筑波山神社入り口」でほとんどの乗客が下りていきました。
ここからも登山ルートが設定されています。
「もしかして、おたつ石ルートって、そんなに魅力無いの・・・?」と不安に。
バスはさらに山道をうねうねと登っていきます。景色も良くなってきました。
遠目から見たら「こんな山、登れんのかよ」と思っていましたが、結構な部分、バスで登って行ってしまうようです。
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終点に到着。トイレで用を足してから、いざスタート。
さっそく階段です。そして岩を登っていきます。
高尾山の表参道コースはほとんど「坂道」でしたが、今回は「岩場」「山登り」という感じで、全然違います。これはきつい。
最初の10~15分くらいが一番きつかったといっても過言ではありません。
身体が慣れておらず、心肺機能的につらい。横っ腹が痛くなりました。
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途中、すれ違う人とは会釈をしたり「こんにちは」とあいさつを交わします。
お互いに疲れているので、プライドうんぬんではなく「どうも~」って感じになるのではないだろうか。
道が狭く、お互いに譲り合わなければならない時もあります。そういう時にも「すいません」とか「ありがとうございます」とか言葉を交わすことになるわけです。
「ゴルフは紳士のスポーツ」といいますが、登山・山歩きも社交性やマナーを学ぶのには良いのではないかと感じました。
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60分くらいで女体山山頂へ到着。
最初はキツかったものの、途中からは「どこに足を掛けて登っていくべきか」と考える場面もあり、苦しみの中にも楽しみがあってよかったですね。
高尾山の山頂は「広場」という感じで整備されていましたが、ここはまさしく「岩の上」です。
とても柵のない岩の上に行く勇気はありませんでした。絶対に滑って落ちて死んでしまいそうです。
よくあそこで騒げるなぁ・・・。
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来た道を降りていく勇気もありません。下る方が危険度は高いのではないでしょうか。
自分の実力を考慮して、帰りはロープウェイに乗って戻ることにしました。
片道620円、71人乗りで、20分ごとに出発するようです。乗車時間は約6分。
よくこれだけ登ってきたなぁと感慨を感じながら出発点に戻りました。
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帰りのバスはちょうど座席が埋まるくらいでしたね。途中の「筑波山神社入り口」でたくさん乗ってきました。
ここから乗った人はほぼ座れませんでしたね。
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今回も高尾山と同様、普段着(ポロシャツ、ジーパン、運動靴)で行きました。
ほとんどの方が登山スタイルで、私みたいな普段着スタイルは、いなくはないが少数派という感じです。
今回登ってみて、さすがに「ジーパンはやめた方がいいな」と感じました。
そして、ほぼ確実に、岩や地面に手をつきながら登っていくことになるので、手は汚れます。
そしてその汚れた手を腿のあたりに置きながらエッサエッサと登っていくわけですから、ズボンも汚れます。
足元も岩に触れたり、ぬかるみがあったりで、泥がつきます。
汚れても大丈夫な服装と覚悟をしていく必要がありますね。