松岡圭祐の千里眼新シリーズ『優しい悪魔』(角川文庫)に、「ノン=クオリア」という機械至上主義の集団が登場します。

 ノン=クオリアの子として生まれた子供は全員、生まれたときから白黒の部屋(マリーの部屋)で育ち、立方体の箱から首だけ出して生活するそうです。
 いったいどんな見た目なのだろうかと考え、自分で想像図を書いてみました。


 いかがでしょう。絵心が無くて恐縮ですが、箱から首だけ出して、というとこんな感じではないでしょうか。 これで生まれてから10歳まで育つわけです。
 しかし、「首から上」では鼻の先端は見えますので、肌色は目にしてしまうのではないでしょうか。また、唇や舌も見ようとすれば見えるはずです。これでは完全な白黒は実現できません。

  改善策としては、首から上ではなく、鼻より上を箱から出すようにするというのはどうでしょうか。あるいは、筒状のゴーグルをつけて鼻などが見えないようにするという方法も考えられます。