楽曲レビュー第1回は、4/6発売の櫻坂46の4thシングル『五月雨よ』 の表題曲『五月雨よ』です。初めてで文書は拙いかもしれませんが、ぜひお読みください。
《mvについて》
mvの撮影地は、
1.静岡県箱根町 稲取細野高原
2.静岡県箱根町 箱根園
3.静岡県箱根町 芦ノ湖
4.静岡県静岡市 静岡コンベーションアーツセンター グランシップ
と言われています。
稲取細野高原は、何かもの悲しい雰囲気が楽曲の最初の部分のイメージと合致していると感じます。また、楽曲のサビ部分に近づいていくにつれて、コンベーションアーツセンター内でのダンスシーンが登場します。こちらは近代建築風の明るい雰囲気の場所で、楽曲の盛り上がりをさらに印象づける映像に仕上がっています。
また、高原や芦ノ湖、箱根園でメンバーが空中を飛んでいるシーンがあるのですが、合成だろうという意見がかなりありました。しかし、これは実際にワイヤーで吊って現地で飛ばしているらしく、mvへの気合いの入れ方が伝わってきます💪
《歌詞について》
五月雨よ 教えてくれ
曇り空に叫んでた 止むつもりか 止まないのか 先のことはわからないまま
五月雨式に好きになってく
主人公である「僕」は好きな人がいます。「僕」は告白したいのだけど、成功するのかも分からないし、何よりそれを言い出す勇気がありません。したいけど、できない といったモヤモヤした気持ちが「曇り空」と表現されています。「五月雨式」というのは、物事が一回で終わらずにだらだらと続く、ということです。
つまり、想い続けるのになかなか叶わない恋の様子を象徴しているのでしょう。
言葉にしてしまえば 楽かもしれないけれど
自分の方からなんて 絶対に言い出せない
はっきりとしないのは 天気も気持ちも同じ
風向き どっちつかず
僕は友達のままでいい
だから心の内側で雨宿りして
雲の切れ間 太陽をここで待つ
勇気を出して告白できない自分を「僕は友達のままでいい」と納得させようとしています。そして、「雲の切れ間 太陽をここで待つ」というように、モヤモヤが晴れるまでじっと待っていようと考えます。ただ、待っているだけじゃ何も変わらないのが恋愛ですよね…
五月雨よ
後から後から 愛おしさが 込み上げて来る
見上げたって変わらないのに
どこかに虹 期待してしまう
五月雨よ
切なくなる “いつの日か”は いつ来るんだ?
広げられない傘を持ってる
今すぐに会いに行くために・・・
どんな時も絶えることない永遠を
愛と信じてる
一回目のサビです。
「僕」は、いつかこのモヤモヤ状態が終わって告白できることを期待している。その象徴が「虹」でしょう。しかし、なかなか叶わないので切なくなってしまう。長く続く五月雨のようなだらだらとした状態が本当に終わるのか?
と疑問を感じてしまう。恋愛のときに皆が陥ってしまうであろう心理状態をとても上手く記述しているなと感じます。
『止まない雨はない』
誰もがそういうけれど 本当にそうなのか?
君にどんどん惹かれてく
今このドアを開けるのか 諦めるのか
意気地なしの自分に問いかけてみる
苦しいよ 君を想うと
一方的で 息もできない
中途半端は嫌いだけど
どちらかに決められない
ずぶ濡れになってもいい
不安の中 飛び出すべきだ
その勇気が 僕にあったら
雨だって きっと怯むだろう
何もせずに厚い雲に覆われていちゃ
君に伝わらない
いつかこの状態に飽きて気持ちが途絶えてしまうだろう、そうしたら楽になれる、と考えるが、どんどん想いが深まっていく。いっそ思い切って告白してみれば、道は開けるかもしれない。何もしないままでは何も変わらない。
Wow Wow・・・
小雨になった 止むかな
五月雨よ
後から後から 愛おしさが 込み上げて来る
見上げたって変わらないのに
どこかに虹 期待してしまう
五月雨よ
切なくなる “いつの日か”は いつ来るんだ?
広げられない傘を持ってる
今すぐに会いに行くために・・・
どんな時も絶えることない永遠を 愛と信じてる
答えなんか 出るわけない それが恋だ
五月雨式に 降り続いてる
五月雨式に 好きになってく
雨よ 止むな
自分の中で勇気が少し湧いてきた。ただやっぱり思い切ることができない。そこで最後のパートにあるように、「答えなんかでるわけない それが恋だ」といって、叶わなくても自分が一方的に好きでいつづける状態でいいと思うようになった。
「五月雨式に降り続いてる
五月雨式に好きになってく
雨よ止むな」
という言葉はとても清々しい気持ちになる。こうやって恋に悩む状態も青春の醍醐味である。
《総評》
感想としては、これまで欅坂路線を継承するような 反抗をテーマとした作品を表題曲として用いてきた櫻坂が、二人セゾンのような恋愛バラードを表題として用いるのは革新的だと感じました。初めて聞いたとき、最初の山崎天の 「五月雨よ」という歌い出しから、あっ好きなやつだ、となり何回も聞いています。サビでの、切ないメロディーから転調してパッと明るくなる部分が特に好きです。ただ、mvは少しイメージと違ったかなという印象でした。サビで振り付けをわざと少なくして逆に際立たせる手法を用いていると聞きましたが、今回はしっかり踊った方が盛り上がったかなと思います。これも、自分が 「五月雨よ」の比較対象として「二人セゾン」を意識しすぎているからかな…
ただ、勿論、雄大な自然を取り入れたmvは非常 に魅力的ですし、メンバーの表情もとても素晴らしかったです。櫻坂の躍進のきっかけになる楽曲だと感じました。
注)画像は最初が櫻坂公式ページ、残りはmvからの引用です。




