辛さのピークは術後4日間。 | 先天性心疾患_φ(・・

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先天性心疾患患者の手術・入院生活の話、日々の話をゆる~く書いています(^^)

私はICUを2日で出て、HCUで1週間過ごし、その後一般病棟へ移りました。

これだけ見ると順調そうに見えますが、ICUを出る時くらいは相当体調が悪かったですし、HCUでも暫くの間は辛かったです。

こんな状態でICUを出て大丈夫なのか、すごく心配でした。

簡単にまとめると

・起きたその日の夜と、2日目はかなり体調が悪い
・補助のペースメーカーに違和感を感じる
・痰が絡み、咳が止まらない
・食欲が全くない
・歩行が困難
・微熱気味
・酷い貧血状態
・眠れない
・気持ち悪い

この様な状態でした。

起きてから夕方くらいまでは比較的元気でしたが、沢山の管に繋がれて、ペースメーカーをつけられている状況にだんだんとストレスを感じてくるんです。

そのまま2日目を迎えましたが、全然眠れなかったこともあり体調は最悪。
前日は少し立つことまで出来たのに、起き上がることすら辛くて、リハビリはすぐに終了しました。

また、喉の炎症も酷かったので、痰が出て咳が全然止まらない状況です。
咳って想像以上に体力を奪っていきます。

こんな状態ですから、当然食欲も出ませんし暫くの間貧血状態が続きました。
(今回の手術では一切輸血をしなかった為、危険レベルではありませんが酷い貧血状態でした。)

一番不快だったのは、ペースメーカー。
術後は念の為、心臓を補助するペースメーカーを心膜に縫い付けてあって、心拍数が100に設定されていました。

手術をすると、少し心拍数が落ちる傾向があるそうなんです。
このペースメーカーはある程度症状が落ち着いた段階で外すもので、私は4日ほど付けていました。

もともと安静時は心拍数が60くらいの私にとって、100もある状態だと心臓がドキドキしてしまっていて落ち着かない感覚。

寝ている時に

「ドキドキドキ!!!!」

と不整脈が出たような感じがして、驚いてナースコールを押したこともありました(^^;)
2度そんなことがありましたが、慣れてしまえばなんてことなかったです!

私の場合は

心拍数100→90→70

の段階で下げていき外しました。

外してからも、安静時で心拍数60~70をキープできていたので、今回はペースメーカーを入れることはありませんでした。

歩行に関しては、300メートル歩けたらリハビリ室で運動療法が始まるんですが、最初80メートルが限界。
横をスタスタ歩くおばあちゃんが羨ましかった(笑)

歩けない一番の原因は、恐怖心でした。

最初に歩行練習を始めた時はまだペースメーカーをつけていたので、心臓が急に止まったり不整脈が出たりすることはありません。
完全管理されている様な状態です。

そうわかっていても、死んだらどうしようと物凄く怖がってしまっていました(^^;)

しかし、こういう恐怖心や不調って、ある日突然なくなるんですよ。
少しずつであっても、日に日に体は回復に向かっているからです。

体と比例して、心も回復していくんですよね。

ですから

「時間の経過とともに、必ず良くなる」

と信じて、焦らずマイペースに頑張ることが大切だと思いました(^^)