手術当日のこと。 | 先天性心疾患_φ(・・

先天性心疾患_φ(・・

先天性心疾患患者の手術・入院生活の話、日々の話をゆる~く書いています(^^)

※手術室での様子を詳しく記載しています。
読むことで怖くなってしまいそうな方や苦手な方は、閲覧をお控えください。



手術当日は検温と血圧のチェックをして、検査着に着替えてお迎えを待ちました。

その時も病室の看護師さんが何人も来てくださり

「待ってるからね」
「大丈夫だからね」

と、あたたかい言葉をかけてくださいました。

執刀医の先生からも

「今日は一緒に頑張ろう!よろしく!」

と、やる気が出る言葉を頂きました。

こうした皆さんの配慮があったからこそ、私は両親に

「じゃあちょっと行ってくるね!」

と明るく声をかけ、やる気満々で手術室に向かうことができました。


手術台に乗ってから、私の頭は

「あの痛い手首の注射だけ耐えれば良いんだ」

という思いでいっぱいでした(笑)

まずは麻酔とは関係ない点滴を左手からとったんですが、手術用の針を刺すため普通のよりも少し痛みがありました。

でも一瞬で終わりますし、採血が大丈夫なら耐えられます(^^)

そして、いよいよ全身麻酔用の点滴を入れる為の局部麻酔の注射!

結論から申しますと、全然痛くなかったです(笑)

個人差はあると思いますし、注射ですからチクッとした痛みはありますが

「あんな死ぬほど痛いって言ってたのに、全然痛くないじゃん」
「むしろ最初にとった点滴の方が痛かったわ!」

と思えてしまうくらい余裕でした(^^)

全身麻酔用の点滴が無事にとれたら、すぐに少し眠くなる薬が投与されます。
私の場合は緊張もあって、全く眠くなりませんでした(笑)

その後、酸素マスクの様なものをつけたんですが、そこからは気体状の薬が出ていて、物凄くむせます。

そのせいで、苦しくなり焦ってしまうんですが

「これはむせちゃう薬なんです。大丈夫ですからねー(^^)」

と麻酔の先生が優しく声をかけてくれて、落ち着いたのを見計らって

「じゃあ、一度深呼吸してみましょうか」

と言われるんですが、深呼吸をしてすぐ意識がなくなりました。
一瞬で眠ってしまったんです。

ネットで、全身麻酔をする際に数をかぞえながら徐々に眠るという情報を見ましたが、私の場合は本当に一瞬で、次に目が覚めた時はもう手術が終わっていました。

ワープしたような感覚で、とっても不思議な感じでした。