断片的ですみません。

暴言、グロ、自傷行為、自傷行為に対する批判あるので注意。




































 ―――某高校、屋上。


 「まさか“あの”由依桜 藍があんただったとはねー」

藍は同高校の女子生徒3名に連れ出され、屋上へと来ていた。

「眼鏡におさげで前髪ぼさぼさだったから全くわからなかったよね。まさか人殺しがこの学校にいるなんて」

「人殺しと一緒の学校なんて気持ち悪ーい」

女子生徒3名は、次々に藍へひどい言葉を浴びせた。

「こんな子と一緒に学校一緒にいたら殺されちゃうかもねー」

「えー、そんなの嫌だ」

「ねえ、どうして生きてるの?」

「自分だけのうのうと生きて、悪いと思わないの?」

藍はただ、ずっと黙っていた。

それは、女子生徒らにとっては気に食わないことだった。

「黙ってんじゃねーよ」

「なんで死なないの?人殺し」

「死ねよ」

「そうだよ、死ねよ」

「死ね」

「死ね!!!!」

女子生徒らの発言がエスカレートしていく。

その時藍の口元が少し、ゆがんだ。


「……ふふっ」

「なっ」

女子生徒が驚いた瞬間、





「あはは、あははははははは!! 死ねよ? じゃあ殺してごらん?」

藍は笑いながらナイフをどこからともなく取り出した。

「え……」

「な、んで、そんなのもって……」

「ほら、殺してごらんよ。怖いの? 簡単だよ? こうやってナイフを皮膚に突き刺すだけ」

そう言って藍は、自分の腕にナイフを突き刺した。




ぐさっ。


びしゃ。




「ひっ……」

「ほら、簡単だよ?」



ぐさっ、ぐさっ、ぐさっ。



「ああでも私、“特殊体”だからすぐ傷口塞がっちゃうんだよね。もっと深く突き刺さないとな」



ぐさっ。

ぐさっ。

どすっ。

屋上が血だらけになっていく。



「ほら、やってみなよ?」

藍がにっこりとしながら、女子生徒にナイフを渡そうとする。

「なっ、気持ち悪っ!! あんた本当に異常なんだね!!」

「あ、あたし用があったから帰る!! みんなも帰ろ、ね?」

「う、うん」

女子生徒らは、ただひたすら戸惑っていた。

そして腹から、胸から湧き上がってくる何かを必死に抑えた。

藍を残し女子生徒らは屋上を後にしようとした。


「……あんたみたいなのが婚約者候補だったなんて、蒼様が可哀想ね。それとも蒼様もこんな感じなのかしら」

1人の女子生徒が小さく呟いた。

途端、




シュッ……



「……!?」



屋上から出ようとしていたその女子生徒の首に藍のナイフが突き刺さる、寸前だった。



「私のこと悪く言うのは構わないけど、蒼の悪口言うなら、殺すよ?」

先ほどまで笑っていたはずの藍の顔が恐ろしいほどに変わっていた。

目は、獲物を捕らえた動物の如く光り、血走っていた。

口元は、ほんの少しだけ歪んでいた。






バタバタバタ!!



「藍様っ!!」

どんっ、という音とともに1人が入ってくる。

その瞬間、藍の力が少し抜けた。

「藍様、なにしてるんですか!! だめですよ、命令書がなければこんなこと、してはいけません!!」

NAGISAが即座に藍と女子生徒の間に入る。

「……わかってるわよ。ただお遊びしてただけ。ね?」

藍は、女子生徒らに向かいほほ笑んだ。

「……」

女子生徒らは黙っていた。

「それにしてはなんですかこの血の海は!! ……まさか、藍様また切ったんですか?」

女子生徒らは誰一人けがをしていない。つまり、その血が藍のものである、とNAGISAは瞬時に考えた。

「切ってはいけないと言ってるのに……。貴方達は早く帰りなさい。もう藍様に近付かないで、近付いたら私が許しません、ほら早く帰って」

何が何だかわからず、放心状態の女子生徒らを無理矢理屋上からださせるNAGISAであった。





「藍様、なにがあったんですか?」

NAGISAが聞く。

「ううん、いつものことだよ。NAGISAはいつも心配しすぎだよ、全く」

夕暮れの中、藍の顔はいつもと変わらず、悲しそうであった。


ネットは色んな人が見るからね。

注意したほうがいいと思うの。

安易な発言しちゃいけないと思うの。

しかも全体公開で。

っていうか自分の名前に「お嬢様」とかプロフィールに「ロリっ子」とか書いてあって痛すぎるの。

きれいではないお顔をみくしで全体公開しちゃうのとても痛いと思うの、その名前で。

私にとって、小文字よりも貴方のしてることのほうが痛いと思うの。

いい歳した大人が自分のことお嬢様とかロリっことか痛すぎてみていられないの。





言い方を変えればいいだけなのにな。

もったいないな。

ちょっと言い方を変えるだけで、反感買わなくてすんだのに。私以外にも色んな人に言われたり、言い方変えればいいってアドバイスされてたのにそれを批判で返しちゃうからいけないんだよ。

あなたにとって「正論」があるように私にも「正論」があるの。

言いたいこと言いまくってたら、そりゃあ対立しますよ?

わかりませんか?

人は喧嘩とか争いをしたくないから、言いたいことあっても言わなかったり、遠まわしに言ったり、ぼかしたりするの。

あと、あなたのアドバイスじゃないから。主観的な意見ばっかり。

誰もそんなの聞いてないって批判されるにきまってるじゃない。

嫌いって言ったら、批判的に返ってくるにきまってるのに、それをさらに批判。

私がそれを指摘したらさらに批判。

私も私が嫌いな人は嫌いって言うの。嫌いっていったから、嫌われるのもいいと思ってる。

でもその人は違うの。

「わたしは嫌いって言ってもいいけど、それを受け止めろ」みたいな。

でもその人は「わたしは受け止められない」タイプなの。




軽度精神発達遅滞、か。

接し方わからんな。

大人にならなきゃな。





大人になるためにはストレスを減らさなくちゃな。

バイト先のゴリラが一番むかつきます。バイトやめて。社員みんなやつこと嫌いだから(ガチ)

おなかすいた。

主要人物紹介2


その他編



滝ノ内 蒼(たきのうち そう)(14)

藍が大好きな相手。前世名、クリス。

誰にでも明るいが時々藍には冷たくなることも。

正義感が強い。

前世の、クリスだった時の記憶がほとんどなく、また曖昧である。

バンド「colors」の作詞をしている。



亜季(あき) (14)

藍の友達。前世名(?)

前世では藍のことを崇拝していたが、現世では一度藍を裏切る。

さらに、ある事件をきっかけに死亡してしまう。

バンド「colors」のボーカル担当。


眞矢(まや) (14)

緋の親友(だと緋は思っている)

他人を妬みやすい。



NAGISA(なぎさ) (?)

藍の付き人兼ボディーガードの女性。

前世から藍のことを知っていて、尊敬しているため、藍のこととなると止まらないところがある。

藍を理解している人の一人。